推奨交換期間は以下のようになっています。
期間はあくまで推奨で、置かれている環境により変化する可能性がございます。
HEPAフィルターを装備するワケンビーテック社、Thermo Fisher Scientific社インキュベーターでは、タイマーが内蔵されており、指定期間が経過するとディスプレイに交換を促す警告メッセージが表示されます。(NeXCell R,310シリーズを除く)
NeXCell R、NeXCell P870、ユニバーサル(3110シリーズ)、シリーズ3(4110シリーズ)、ステリサイクル(370シリーズ、i160シリーズ)、ダイレクトヒート(310シリーズ):1年間
ステリカルト(3307/3310):6ヶ月
はい、ユーザーさまで交換していただけます。
ラテックス手袋、場合によってはラボウェア・エプロンの装着を推奨します。
使用済HEPAフィルターは、オートクレーブ滅菌後、廃棄してください。
交換方法は、以下の動画をご参照ください。
【動画】
i160/i250
4110/4120/4130/4140
310/320
その他の機種につきましてはサポートデスクにお問い合わせください。
±1% です。
CO2濃度を 0-20%測定するファイライトの場合、その精度は「測定範囲の最大値の 5%」と言われており、弊社で販売している CO2ファイライト(2204-131)は、測定範囲「0-20%」の商品なので、測定精度は、「± 1%」です。
参考までに
「ポータブルガスアナライザー」の測定精度は「±0.2%」です。
モデルによって異なります。詳細は下記の表をご覧ください。
モデル | アクセスポート径 | アクセスポート位置 |
i160/i250 | Φ42 mm | 背面右上 |
150i/240i | Φ42 mm | 背面右上 |
BB150 | Φ42 mm | 背面右上 |
310/320 | Φ28 mm | 背面右上 |
370/380 | Φ30 mm | 背面右上 |
3110シリーズ | Φ30 mm | 背面右上 |
4110シリーズ | Φ30 mm | 背面右上 |
3307/3310 | Φ36 mm | 背面右上 |
3950 | 外装部:Φ59 mm 内部ダクト:Φ35 mm |
左右側面中央 |
NeXCell P870 | Φ30 mm×2 | 左右側面 |
MaxCell Giant | Φ29 mm | 右側面中央 |
MaxCell MLF | 無し | - |
aniCell | Φ29 mm | 背面右上 |
MINIcell-35 | Φ20 mm | 背面左下 |
MINIcell | Φ11.6 mm | 上部左側面 |
NeXCell R | 無し | - |
9000EXシリーズ | 無し | - |
写真はi160のチャンバー内部。赤丸内がアクセスポート。
ガスシリンダーが開栓状態かご確認ください。
開栓状態であってもガス圧が0と表示される場合、以下の点にご注意ください。
弊社のガスシリンダーオートチェンジャーはThermo Scientific社のインキュベーターを想定して設計されています。
Thermo Scientific製のインキュべーターは比較的ガス供給圧が高いため、他社製などのガス供給圧が低いインキュベーターを使用された場合に、ガスシリンダー側の供給圧を低く設定されますと誤作動を起こす可能性があります。
誤作動を避けるため、マニュアル記載の使用ガス範囲の限界に近い値での使用はなるべくお控えください。
約0.15MPaを推奨しています。
商品情報:ガスシリンダーオートチェンジャー MODEL 8500,(8420)
はい、可能です。ただしメーカーやモデルによっては装置に供給する規定ガス圧力が異なりますので、ガスシリンダーオートチェンジャーの設定圧力(出力)にご留意ください。
商品情報:ガスシリンダーオートチェンジャー MODEL 8500,(8420)
残念ながらございません。ガスシリンダーオートチェンジャーはCO₂ガスやN₂ガスのみ対応しております。
商品情報:ガスシリンダーオートチェンジャー MODEL 8500,(8420)
付属の取扱説明書に従い、チャンバー内および棚板などを70%エタノールを使用して洗浄します。ヒビテン、スポアクレンズ RTU (アクトリル)過酢酸系除菌剤など他の殺菌剤を使用された場合は、最後に70%エタノールで拭き取ってください。金属製の部品は乾熱滅菌が可能です。樹脂製の部品(ファンインペラーなど)はオートクレーブにて滅菌することも可能です。拭き取りにくい部品は、超音波洗浄器にかけることも有効です。
Thermo Fisher Scientificのダイレクトヒート式インキュベーター、ステリサイクル(370/380)およびステリカルト(3307/3310)は自動で140℃で、ステリサイクル(i160)は自動で180℃での乾熱滅菌処理が可能です。
商品情報:フォーマ ステリサイクルCO₂インキュベーター i160
商品情報:フォーマ ステリカルトCO₂インキュベーター 3307/3310
商品情報:HERAcell CO₂インキュベーター 150i
商品情報:HERAcell CO₂インキュベーター 240i
小型では弊社製のMINIcellが15℃までの温度制御(室温25℃の場合)を、中型ではフォーマシリーズ3 がチャンバークーリングコイル(工場出荷時オプション)を装備することにより15℃までの温度制御が行えます。
大型での低温制御をご希望の場合は、弊社までお問い合わせください。
Thermo Fisher Scientific社のCO₂インキュベーターには、オプションで4-20mAなどのインターフェースを実装することが可能です。
(i160及び4110は、USBインターフェースが標準装備されています)
データモニタリングの詳細につきましては、弊社までご連絡ください。
TC(サーミスタ式)センサーとIR(赤外線式)センサーには次の違いがあります。
TC(サーミスタ式)センサー:
CO₂を含む雰囲気内の熱伝導率による抵抗変化を読み取ります。
昔から採用されてきた方式で、安価で実績があります。しかしその反面、温度・湿度変化に影響されやすいため、CO₂濃度は使用される温度・湿度にて安定している状態で調整する必要があります。
IR(赤外線式)センサー:
チャンバー内のCO₂を含む雰囲気を赤外線にて測定する方式で、近年採用されつつあります。
温度・湿度に影響されず正確な値を示しますが、複雑な構造・回路を要するために高価であることが欠点です。
すべてのThermo Fisher Scientific社製インキュベーターには電源コードをチャンバー内に入れるためのアクセスポートをご用意しております。
大型の機器や複数の機械をインキュベーター内でご使用になられる場合は、大型のリーチインキュベーターやMaxCell Giantをお勧めします。
低酸素制御下では、大気濃度(20.8%)から低濃度まで酸素濃度を下げるため、大量の窒素ガス(N₂)を使用します。
不意のガス欠を防ぐためにも2本のボンベを用意していただき、自動的にガスボンベを切り替えるガスシリンダーオートチェンジャーのご使用をお勧めします。
商品情報:ガスシリンダーオートチェンジャー MODEL 8500,(8420)
アクセサリーとして、簡易的にCO₂/O₂濃度を測定する「ファイライト」もしくは「IRガステスター(CO₂濃度のみ)」をご用意しております。
簡単に測定することが出来ますので、日常の点検にご利用ください。
また、培地に細胞を入れずチャンバー内に設置し、フェノールレッドの色変化でpHをチェックすることも有効です。
商品情報:炭酸ガス/酸素ガスアナライザー ファイライト
商品情報:ポータブルガスアナライザー
弊社取扱いのすべての機種の推奨ガス圧は0.1Mpa(1.0kg/cm²)です。
圧力が低くても問題があるわけではありませんが、ドア開閉の際の復帰速度に影響しますのでご注意ください。
架台は絶対に必要なわけではありませんが、架台を使用し出来るだけ床面から遠ざけることで、チャンバー内への粉塵やカビの混入リスクを軽減できます。
また、本体の前に粘着ネットを引くことも粉塵混入防止に役立ちます。
Thermo Fisher Scientificのメインラインナップでは、標準でチャンバー内に清浄空気を供給するHEPAフィルターが採用されています。HEPAフィルター搭載機種では、ドア開閉後1分でチャンバー内がクラス100の清浄度に到達します。培養時の最大の問題であるコンタミネーションリスク削減のためにも、HEPAフィルター搭載機種をお勧めします。
HEPAフィルター搭載機種:
ユニバーサル(3110/3120/3130/3140)
シリーズ3(4110/4120/4130/4140)
ステリサイクル(370/380/i160/i250)
ステリカルト(3307/3310)
ダイレクトヒート(310/320)
防腐剤の使用はインキュベータ内のセンサーへの悪影響が否定できませんので推奨しておりません。
加湿用の水にはSDSを1%希釈することで、コンタミネーションの抑制が図れるという報告例があります。
弊社では蒸発バットの中に入れておくだけで約半年間の効果が得られる銀イオン抗菌・水質安定剤(Ag⁺goods!)を販売しております。
ウォータージャケット方式とダイレクトヒート(エアージャケット)方式には次のような違いがあります。
ウォータージャケット方式:
チャンバーの外周を水が入ったジャケットで囲み、水を加熱することで温度制御を行います。
温度の安定性に優れ、不意の停電でも水で温めているため急にチャンバー内温度が下がる危険性はありません。
ダイレクトヒート(エアージャケット)方式:
温度制御技術の進歩により、近年のトレンドとなりつつあります。
チャンバーの外周をヒーターで覆い、直接温度制御を行います。
頻繁に温度設定を変更したり短期培養を繰り返し行われる場合に適しています。
また、本方式の特性を活かして、高温でチャンバー内を滅菌する機能が付いているモデルもございます
(140℃乾熱滅菌:370/380シリーズ、3307/3310シリーズ、180℃乾熱滅菌:i160)
CO₂ボンベは液化されているため、レギュレーター(圧力調整器)の一次圧では残量を推し量ることができません。通常一次圧は4Mpa(40kg/cm²)程度を示しており、これが低下した場合はボンベ内の液化ガスがなくなったことを意味しており、その後は急激に残圧が低下します。交換の目安には以下の点を参考にしてください。
商品情報:ガスシリンダーオートチェンジャー
弊社では滅菌済蒸留水のご使用を推奨しております。
滅菌済蒸留水を用意できない場合は、出来るだけ綺麗な水のご使用をお勧めします。
クリーンアップを繰り返してもカビの発生が抑えられない場合は、弊社までご連絡ください。
クリーンアップ作業のほか、オゾンを用いた滅菌作業を承ります。
インキュベーターの設置の際には下記の点にご注意ください。
はい、ユーザーさまで交換していただけます。
ラテックス手袋、場合によってはラボウェア・エプロンの装着を推奨します。
使用済HEPAフィルターは、オートクレーブ滅菌後、廃棄してください。
交換方法は、以下の動画をご参照ください。
【動画】
i160/i250
4110/4120/4130/4140
310/320
その他の機種につきましてはサポートデスクにお問い合わせください。
附属の注射器に緑色のグリースが入っています。
BelloCellボトルがない状態で、中の中心部を見ていただくとネジがあります。装置を停止させた状態で、このネジ部分にグリースを塗ってください。
その後、10~30分程装置を動かし(上下運動)、改善するか確認してください。
改善しない場合は弊社までご連絡ください。
弊社では販売しておりません。
可能です。弊社までお問合せください。
可能です。
CES-BN00050 BioNOCⅡ(50g)、CES-BNC00250 BioNOCⅡ(250g)、CES-BNC01000 BioNOCⅡ(1000g)を提供しています。
これらは、未滅菌のため、オートクレーブで滅菌してからお使いください。
できません。
一部にオートクレーブできない素材が使用されています。
また、フィルター部分などが劣化するため、放射線滅菌を行うこともできません。
TideCellという品名で販売しています。BelloCellのマトリックス封入スペースは、100mLですが、TideCellでは、同スペースが2L、10L、20L、100Lで、よりスケールの大きい高密度培養が可能です。医薬品製造に使用しても問題ないグレードの装置として実績があります。
詳細についてはお問い合わせください。
商品情報:TideCell プロセス用細胞培養装置
基本的には、1Lの培地ボトルを使用する場合、プログラム設定で1日あたりの循環量を1Lにします。2Lの場合は、1日あたりの循環量を1999mLにします。分泌生産時は、この循環量を変化させる事で、より効果的に培地瓶に分泌タンパク質を溜めることができます。そのため、培養中にプログラムを変化させて、より良い設定値を探す事が重要です。
特殊なポンプです。プログラムで動かす場の設定は、1日あたりの循環量を入力します。さらに、この循環量を「1日何回に分けて循環させるか」を選択し、プログラム開始時刻を入力して保存します。電源がONの状態で開始時間になれば循環を行います。なお、保存した設定値は、電源OFF後でも保持されます。
可能ですが、無血清培地は、浮遊細胞用である事が多いため、十分ご注意ください。なお、ご利用の際は、接着細胞用の無血清培地に細胞を順化した上でご利用いただくか、血清培地で培養を開始し、中期段階・飽和状態で無血清培地に切り替えるなどの検討が必要となります。
可能ですが、ウイルス感染時のM.O.Iは10を推奨します。ウイルス液は500mL培地に希釈されるため、ウイルス液の最終濃度にご注意ください。
BelloCell-500APやBelloCell-500Pボトルでの灌流培養で、1ヶ月以上の長期培養が可能です。灌流培養時に使用する別置きの培地ボトルの培地の交換を続けるだけで、培地中の分泌蛋白が回収できます。
培地のpHとグルコース濃度を確認して下さい。pHが7.0以下になると、細胞の増殖が止まる傾向があります。pHが7.0以下になっている場合は重曹などで、pHを7.2に戻してください。グルコース濃度が低すぎると増殖が停滞します。
BelloCellシステムには、CVDキット(クリスタルバイオレット溶液)が付属しております。プロトコルに従ってサンプリングしたマトリックスの細胞の核数を計測し、ボトル内のマトリックス総数に対しこの核数を乗じて算出します。
BioNOC-Ⅱマトリックスのボトルでは、マトリックスが1ボトル当たり約865枚です。
可能であれば、培地中のグルコース濃度を3g/L以上になるようにグルコース濃縮液を培地に加えて下さい。同時にグルタミン濃縮液も4mMになるように培地に加えて下さい。培地に上記の添加物を入れられない場合、グルコース濃度が0g/Lにならないよう、500mg/L~1g/Lを目安に培地交換を行なって下さい。
BelloCellシステムには、グルコース測定キットが付属しております。(できれば)毎日、培地のグルコース濃度を測定してください。エネルギーがない状態が発生すると、細胞が増殖しなくなります。
培養後期には細胞濃度が非常に高くなるため、pH変動(酸性へのシフト)とグルコース消費を気をつけて下さい。一般的にバッチでは、細胞数が増えるとともに、培地交換が培養開始から3日後、次が2日後、その次が1日後と交換タイミングも早くなります。交換タイミングを逃したり、pHが酸性のままだと、細胞がマトリックスから剥がれたり増殖が低下します。
培養条件検討時の播種細胞数は最低でも1×10⁸Cells/ボトルをお勧めします。その結果、期待通りの増殖速度・細胞数・蛋白質収量が得られたら、血清濃度などを勘案し、播種細胞数の条件最適化をされることが好ましいです。
播種細胞数は1~2×10⁸Cells/ボトル必要です。細胞腫によっては、播種細胞数が少ないと対数増殖までに時間がかかったり、増殖しない事があります。必要な培地は種類によりますが、通常、細胞の飽和状態(コンフルエント)までに、1.5~2.5L程度を必要とします。
目的にもよりますが、BelloCell-500APボトル(灌流)をお奨めします。細胞数計測のためのマトリックスの取り出しや、培地交換の手間を軽減させることができ、扱いやすいのが特長です。
現在は、1種類のみです。
BioNOC-IIは100%PETで、ボトル1本あたり、およそ16,500cm²の表面積を持ちます。
細胞種にもよりますが、約1×10⁹Cells以上/1ボトルです。モノレイヤーの細胞は少なく、多重層になる細胞は、それ以上になります。
BelloCellシステムでは灌流培養(パフュージョン)を選択して頂けます。灌流培養では、別置きの培地ボトルとBelloCellボトルをペリスタリックポンプで接続し、培地を循環させながら培養ができます。通常のバッチ培養では、培養ボトル1本につき500mLの培地を使用しますので、外置き培地ボトルを2Lにした場合、合計2.5Lとなり、4回分の培地交換をしなくてもいいことになります。
バッチ培養の場合、最大4本同時に行えます。灌流培養(パフュージョン:BS7000)でも、最大4本同時に行えますが、付属する灌流用のチューブラインは2本です。3本、4本での培養を行なう際は、別途ご購入ください(CES-BCA01301 チュービングコンプリートセット)。
BelloCellシステムでは、ボトルの中間に詰め込まれたファイバー製マトリックスの表面に細胞を付着させます。装置がインキュベーター内でボトルの蛇腹部分を伸縮させて培地を上下させ、マトリックスが液相(培地)/気相を交互に行き来します。マトリックスが液相にある場合、細胞は十分なエネルギー交換ができ、気相にあ場合は十分なガス交換を行うことができます。このような効果から、マトリックスを100mL体積に押し込んいても、マトリックス表面積全体に、状態良く細胞を増殖させる事が可能です。
主に付着性細胞の大量・高密度培養が目的です。分泌蛋白質の回収、ウイルスの回収に極めて高いパフォーマンスを発揮します。
BelloCell高密度培養装置は、付着細胞専用の培養装置です。CHO、Vero、BHK、MDCK、HEK293、NIH-3T3、Huh-7、昆虫細胞Sf-9等のアプリケーションが存在します。
それ以外の細胞の場合、性質の近い細胞でのアプリケーションを適用できます。
アプリケーションノート・文献:CESCO Bioengineering
BelloCell高密度培養装置は、CO₂インキュベーターに装置を設置して使用します。細胞と培地はディスポーザブルタイプのBelloCellボトルの中で培養します。BelloCellボトルは目的に合わせて選択する事が出来ます。
随時更新を行っておりますが、データをご提供できるものとできないものがあります。ご検討の細胞種がない場合は、弊社までご連絡ください。
通常、1×10⁸cells/ボトル程度です。付着性の高い細胞や増殖能が高い細胞ではこれより少ない細胞数でも可能です。ただし、BioNOCIIマトリックスに定着した細胞数が、その後の培養の効率に直結しますので、ある程度の細胞数を用意されることをお勧めします。
BelloCellを使用した培養例には多くのアプリケーションノートおよび論文があります。随時更新しておりますので、以下のリンクをご参照ください。
アプリケーションノート・文献:CESCO Bioengineering
あまりお勧めしません。特に動物細胞の培養時にはpH制御のためにCO₂濃度設定を変更することがあります。また、BelloStageの振動が別の培養系に影響を与える事もあります。
弊社で販売するThermo Fisher Scientific社フォーマ CO₂インキュベーターにはすべて問題なく設置が可能です。他モデル及び他社製インキュベーターの場合は以下の条件を満たすものを選んでください。
灌流培養(パフュージョン)をご利用の場合は、BelloFeederポンプ、培地ボトルを設置するスペース・棚耐荷重が必要になりますので、別途ご相談ください。
設置スペース:
270(W)×370(D)×415(H)mm 以上のスペースがあること。
ボトルを取り外すために本体上方向のスペースに余裕があることが好ましい。
設置する棚板の耐荷重:
10kg以上(BellloCell培養ボトル4本を使用時)
参考:BelloStage本体7.0kg+(培養ボトル重量約200g×4)+(培地重量500g×4)=9.8kg
ユーティリティ:
CO₂制御機能(動物細胞を培養する場合)
インキュベーターのチャンバー内からのアクセスポート(φ30mm以上)
インキュベーター外扉が鉄製で極端に湾曲していないこと(BelloStageのコントローラーはマグネットで固定します)
NIH3T3細胞(マウス胎児皮膚細胞)での実績はあります。
しかし細胞数が8×10⁸ まで増殖した後、細胞が剥がれ始め、これ以上増殖することができませんでした。
これはMDCK細胞の培養状況と同じです。この二種の細胞ともBioNOCII上で三次元形態まで成長することができず、BioNOCIIの担体表面にしか成長できないため、ある程度以上の細胞増殖に影響したのだと考えられます。
FreeStyle293(インビトロジェン社)の場合、培地をMEM系培地にして血清を入れると接着能が復活します。CHO-Sは簡単に接着能は復活せず、徐々に接着するように順化していく事が多いようです。Hybridomaの培養は無血清では難しく、血清培地を使用し成功した例が報告されています。
アプリケーションノート2,3,4,6,7,10,14,16,17は、BelloCellにて浮遊細胞を培養したデータです。浮遊細胞が付着可能かは、培地選択により決定されるケースが多いです(アプリケーションノート1をご参照ください)。適切な培地の使用で、浮遊細胞もBelloCellでの培養が可能になります。もし培養しようとする浮遊細胞が付着性も持っている場合、種細胞を用意する時には浮遊用の培養でも構いませんが、BelloCellでは出来るだけ付着細胞用培地のご使用をお勧めします。
アプリケーションノート・文献:CESCO Bioengineering
殆どの付着性細胞では、通常のプロトコルで順調に培養することが可能ですが、より早く細胞を増殖させ培養期間を短縮するためには、以下の点を参考にしてください。
原因の一つとして、細胞がトリプシン処理に対し非常に敏感な細胞であることが考えられます。BelloCellにセットする種細胞のペレットにトリプシンが残留していると、ボトル内のBioNOCIIマトリックスに細胞がうまく定着できず、細胞の成長が非常に遅くなります。以下の点を参考にしてください。
洗浄、オートクレーブをかけることを通して再利用できます。
ポンプヘッドはオートクレーブできません。
チューブのみご購入いただけます。何度も繰り返し使用しますと、摩擦などによりチューブが先に劣化します。CESCO社ではポンプヘッド、ボトルキャップを除いたチュービングアクセサリー(BCS-CES-BCA01302)を別途販売しております。未滅菌のため、滅菌してご利用ください。
チュービングセットは、ポンプヘッドを外して、チューブ本体をオートクレーブにかけることが可能です。
オートクレーブは121℃、30分で行ってください。
乾熱滅菌は行わないでください。
通常、ガラスボトルのキャップはGL32(Φ32mm)とGL45(Φ45mm)の規格がありますが、チュービングセットに付属するキャップは45mmが採用されています。
BelloStageには4本のBelloCell培養ボトルをセットできますが、灌流培養(パフュージョン)を行う場合は連続的に培地を供給するチューブラインや培地ボトルなど、インキュベーター内に多くのスペースを必要とします。
その殆どのケースにおいて2本以上のボトルを同時培養されることが少ないため、標準構成では2セットを同梱させていただいております。
BelloCell培養ボトルは、CLASS10000環境で製造されており、QCプロセスも厳格で高く安定した品質を提供しております。IQ/OQやCOQ(品質証明書)を含むバリデーション・認可・cGMP製造用資料についてはサポート致しますので弊社までご連絡ください。
BelloCellのバリデーションプロセスは、ローラーボトルのそれと似ているものがあります。PQ(Process Quality)用には、通常一つのバッチとして、一度にたくさんのボトルをテストする必要があり、細胞増殖と蛋白発現量をチェックいたします。3プロセスの一貫性・再現性を再確認するために、3回のテストが必要です。
各BelloCel培養lボトルには一つのロット番号が付けられ、バッチレコードにて簡単に追跡できることになっております。
マイクロキャリアービーズやローラーボトルなど、付着系での培養が可能な場合は、BelloCellでの培養は十分可能だと推測されます。BelloCellでの実績がない細胞種の場合、まずは播種する細胞数をできるだけ多くしてお試しください(例:2×10⁸cells)。この状態で順調に増殖するのであれば、標準的な1×10⁸に下げて、再度お試しください。細胞の播種後、より多くの細胞がBioNOCIIマトリックスに定着することが、その後の培養に大きく影響するからです。
必要な場合、現状での培養条件と細胞成長のデータ(接種密度、細胞生長曲線、pH変化、培地種類、血清量、ビーズのグラム重量及びその他の代謝数値)を教えていただければ、適切なアドバイスをさせていただきます。
トリパンブルーは細胞の生死を判定するために使用する試薬で、細胞のタンパクを深青に染めます。死細胞は細胞の損傷により膜の透過率が高いので早く染まり、時間が経つと生細胞も染まります。
クリスタルバイオレット溶液(CVD kit)は、BelloCellで生細胞のみを測定するときに使用します。
同溶液にはTriton Xが十分量存在し、マトリックス付着した細胞の細胞膜を溶かします。
核は溶解せず、マトリックスから外れて、クリスタルバイオレットで蛍光紫に染色されます。このため、一定量の溶液中の核数を測定することで、1枚のマトリックス当たりの細胞数(各数)を算出することができます。
なお、1ボトルあたり、865枚のマトリックスが封入されています。
申し訳ございませんが、できません。モニターとストリップは医療用または診断用ではなく、ラボおよびバイオプロセスアプリケーション専用です。
「血糖値計」に関しては、通常、糖尿病患者向けであり、血糖測定用に設計されていますが、細胞培養培地用には設計されていません。 したがって、これらの市販のメーターを使用して細胞培養培地から正確なデータを取得することは困難です。 対照的に、GlucCellは特に細胞培養培地用に設計されており、血清または無血清、無細胞または無細胞の培地の種類によって精度が影響を受けることはありません。 また、GlucCellは、特に動物細胞培養用の手のひらサイズの持ち運びできるグルコース測定装置です。
エラー E53は、検出されたグルコース濃度が検出可能な範囲(20 mg / dL)を下回っていることを意味します。
精度よく使用していただくには、サンプル1.5uLを注入していただくことをお勧めしています。ピペットチップの先に1.5uLの液だまりをつくり、テストストリップの注入口へ近づけ毛細管現象で注入できるようにしてください。 テストストリップのサンプル注入口は左右に2つあります。ここに大量のサンプルを注入すると、反対側から液が出てきます。その際、液が黄色くなることがあり、この黄色の物質が「酵素(グルコースオキシダーゼ)」です。つまり大量のサンプルを注入すると酵素が流れ出て正確な測定ができなくなります。
測定原理は「オキシダーゼを用いた酵素活性法」になるので、25℃付近で活性が良くなり、あまりに気温が低いと酵素がうまく働かず、正確な値が出ないことが考えられます。したがって測定環境としては室温を推奨いたします。
申し訳ございませんが、SDSはございません。
同製品には、下記が含まれております。(グルコース・テストストリップ 1枚あたり)
Glucose oxidase(Aspergillus niger(黒麹カビ)由来) 2.5U
Potassium ferricyanide 0.08mg(ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム)
Non-reactive ingredients 0.07mg (非反応成分)
また、毒劇物やPRTRなどの法規制には該当しません。
はい、ご要望に応じ対応いたします。詳細についてはお問い合わせください。
さまざまな細胞が培養可能です。弊社で多くの実績がある代表的な細胞種は、CHO、HelaS3、Sf9、Sf21です。
弊社では、大阪府箕面市に細胞培養プロセスが可能な実験施設を保有しており、ご相談いただければ対応可能です。詳細はお問合わせください。
テクニカルセンター(大阪センター)のご紹介(リンク)
一般的な培養室の設備が必要であり、リアクター部を滅菌するオートクレーブ、無菌作業用のクリーンベンチ/安全キャビネットが必要です。また、動物細胞培養システムの場合は、炭酸ガスボンベ、酸素ガスボンベ(オプションで窒素ガスボンベ)、昆虫細胞培養システムの場合、酸素ガスボンベが必要です。
撹拌速度、温度、溶存酸素とpH(昆虫細胞培養システムは測定のみ)の制御ができます。
昆虫細胞培養では、培地のpHが殆ど変化せず、大量の酸素を必要とします。そこで、下記に違いがあります。
*ガス導入の為の多孔性テフロンチューブのサイズが異なります。
*昆虫細胞培養システムでは、pHは測定のみで制御は行いません。そのため、アルカリ薬液ボトルは必要ありません。
薬液ボトル、炭酸ガス圧力調整器と炭酸ガスボンベをご用意すれば対応可能です。ただし、再セットアップが必要になりますので弊社までご用命ください。
*注意事項:低酸素培養の為のN₂ガスは流せません。工場出荷時オプションです。
使用するリアクターサイズに応じた、昆虫細胞培養用の多孔性テフロンチューブをご購入いただくことで対応可能です。昆虫細胞は非常に多くのガス供給が必要で、動物細胞培養システムの多孔性テフロンチューブでは供給が不足します。また再セットアップが必要ですので、弊社までご用命ください。
マイクロキャリアーでの培養なら可能です。まずテストとして、CO₂インキュベーター内に細胞培養用スターラーを設置し、小スケールの250~1000mLスピンナーフラスコで条件検討を実施してください。少スケールでの培養が成功すれば、セルマスターEVOで培養可能だといえます。
システムとして、1L、3L、6L、8Lのシステムを販売しております。
それ以上のサイズをご希望の場合はお問い合わせください。
1L=W285mm x D135mm x H500mm、3L=W305mm x D165mm x H550mm、6L=W288mm x D204mm x H700mm、8L=W322mm x D238mm x H700mmです。
いえ、pHと溶存酸素の2本です。温度センサーは、溶存酸素センサー(D.O.センサー)内部に装備されています。オプションで別途温度センサーを使用することも可能ですので、ご希望の方はご相談ください。
中心部にインペラーのガラスシャフト、円形配置で、pHセンサー、DOセンサー、ガス導入の為の多孔性テフロンチューブ、排気用チューブ、薬液導入用チューブの6本が固定されています。予備として、もう一つオプションの温度センサーを装着できるポートもあります。
必要ありません。ガス導入をする多孔性テフロンチューブでは、白いテフロン部から培地に見えないサイズの気泡が培地に染み出すように供給します。そのため、本システムでは、泡を発生させず、マイルドな培養が可能です。
オートクレーブ再利用可能で、0.22mmのディスク型フィルター(両サイドタケノコタイプ)が理想です。付属のステンレス排気チューブや多孔性テフロンチューブに取り付ける際には、間にシリコンチューブが必要です。シリコンチューブは、内径4-5mm 肉厚2mm以上でフィルターの重さでシリコンチューブが折れない事が重要です。
本体にはデータ記録機能は搭載されていませんが、PCをご用意いただき、オプションのソフトウェア「セルマスターEVOモニターツール(Windows版)」をご購入いただければ対応可能です。
現在のソフトウェアは対応していません。必要な場合はご相談ください。
FACSCOPE Bでは、他の装置よりも多い容量の細胞懸濁液を測定できます。Normalモードで0.9μL(6か所)、Preciseモードで3.6μL(24か所)です。そのためより正確に測定できます。またPDF、CSVにてデータを排出することが可能です。随時デモを承っておりますので、ぜひ一度お試しください。
1箇所あたり0.15μLです。各モードの測定容量は下記の通りです。
撮影モード | 撮影箇所 | 容量(μL) |
---|---|---|
Quick | 1 | 0.15 | Normal | 6 | 0.9 | Precise | 24 | 3.6 |
細胞懸濁液とトリパンブルーを1:1で混合したものを、20μL入れてください。
1×10⁴〜1×10⁷ cells/mLです。
5〜60 μmです。
メーカー指定はありません。どのメーカーのものでもご使用いただけます。
FACSCOPE Bはスタンドアロンでご利用いただける機器です。PCやタブレット端末は必要ありません。
各ユーザーグループで5つまで保存できます。ユーザーグループは3つですので、5×3で最大15個のカスタマイズプリセットを保存できます。
各ユーザーグループで1000まで保存できます。ユーザーグループは3つですので、1000×3で最大3000のデータを保存できます。なお1000以上になると、古いデータは自動的に削除されます。
データの信頼性を保証するために、装置での部分削除はできません。
必要に応じて、USBメモリでCSVファイルを装置からPCにコピーした後、Excel形式の結果データにて変更および削除してください。
はい、画像をUSBメモリに保存できます。ただし、結果画面からホーム画面に移動すると、PDFレポートと画像データは装置には保存されず、削除されます。必要に応じて、結果画面にて保存してください。
可能です。保存の際、Report Onlyではなく、Report & Imageを選択してください。
はい。結果画面にて確認できます。
はい、FACSCOPEBでPBMCとRBCを計測できます。
PBMCのサイズは約7〜8 um、RBC(赤血球)がおよそ6umで、他の10〜20umサイズの哺乳動物細胞と比較して比較的小さいです。
FACSCOPE Bが測定できる細胞の検出範囲は5〜60umです。PBMCとRBCのサイズはFACSCOPE Bの検出範囲内であり、【Smaller】を選択することで、精度を高めることができます。ただし、全血を数えるのは難しいため、FicollなどでPBMCまたはRBCを分離したのちに計測してください。
可能です。詳細は弊社までお問い合わせください。
1.416×1.060μmです。
一般的な血球計算盤と同様の100μmです。
FACSCOPE Slideは再利用できません。
FACSCOPE BではCURIOSIS社のFACSCOPE Slideのみ、ご使用いただけます。他メーカーのスライドは使用しないでください。
LANポートはメンテナンス用です。お客様に使用していただくことはできません。
外付けHDDやサーバーに直接データを転送することはできません。。データ転送にはUSBメモリのみご利用いただけます。また、USBメモリはFAT 32もしくはNTFSでフォーマットされたものをご利用ください。
PTFE-ULPAフィルターは、 オートクレーブ滅菌(121℃、15分間)すると再使用ができません。
消毒用アルコールなどで、清拭してからお使いください。
ちなみに「PTFE-ULPAフィルター」以外の付属部品は全てオートクレーブ滅菌が可能です。
各モデルの消費電力は以下の通りです。
ダクトレスヒュームキャビネットの電源ケーブル(コード)の長さは2m90cmです。
バイオハザードセフティキャビネットには、作業空間でウイルスなどの危険なサンプルを扱っても作業者を保護する事を目的として設計されております。
バイオクリーンベンチ(クリーンベンチ)は、サンプル保護のみで作業者保護の機能は有しておりません。
オールフレッシュタイプのクリーンベンチは作業空間から作業者の方にエアーが出てきますが、バイオクリーンベンチは80%くらいのエアーが循環し、残りの15%が天井部から室内に排気されます。作業者には排気されるエアーが直接当たりません。また、一度ULPAフィルターを通ったクリーンな風がキャビネット内を循環するためフィルター寿命が大幅に伸びることが期待できます(循環率は約85%となります)。
はい、全てのモデル(LA2/JA2/AC2モデル)で全く問題なく使用して頂けます。
作業者、環境を有害な生物学的因子から守ります。また、作業エリアにある生物材料(細胞培微生物)をコンタミから守ります。
はい、バイオハザードセフティキャビネット ClassⅡは、血液、血清、唾液、尿サンプルを扱うのに最も一般的です。バイオハザードセフティキャビネット ClassⅡでは、サンプルをクリーンさをコントロールした環境で扱うことができ、クロスコンタミネーションのリスクも軽減します。また、作業者をバイオハザードから防御します。
設置環境での検査の実施を推奨しておりますので、ご希望の場合は、別途有償にて対応させていただいております。
尚、通常、納品設置時に設置環境下での風速調整作業は実施しております。
一年に一回、定期検査を行うことを推奨いたします。感染症法(第56条の24:施設の基準)で、1種病原体等から3種病原体等を扱う施設においては、年一回以上の点検が義務付けられています。
詳しくは以下のリンクから法令をご覧ください(リンクをクリックするとウィンドウが開きます)。
基本的に正面向かって右側に取り付けてあります(下図参照)。
キャビネットを上から見たところ
ご希望により正面向かって左側もしくは両側に取り付けることも可能です。
ご注文時に弊社代理店様もしくは弊社までご連絡くださいますようお願いいたします。
差圧計の主な目的は、フィルターの入力側と出力側でどの程度の圧力が落ちるかを測定することです。フィルター交換時期を判断するために使われるのであれば、風速モニターの方がより良く正確です。ESCOのキャビネットは風速センサーを搭載しモニターしております。
2m90cm、3ピン(アースつき)です。
装置の電源ソケットは装置上面のフロント側(以下の図参照)にあり、電源ケーブルを背面の床に下ろすには2m50㎝ほど必要とします。その上で施設側の電源コンセントをご用意ください。
35Kgです。
置くものによっては、もう少し荷重が増えても大丈夫です。
大型機器を設置したい場合、外寸、足の数・位置、図面などの情報と共にお問い合わせください。
作業エリア内に設置されている全てのコンセントの合計で5アンペアです。
次亜塩素酸ナトリウムのご使用に問題はありませんが、次亜塩素酸ナトリウム(5000ppm)で拭いたあと、時間を置かずに滅菌蒸留水で拭いてください。滅菌蒸留水で拭いた後、必要に応じて70%エタノールで拭いてください。
電源を切っておく(電源ケーブルを抜く)ことをお勧めします。
停電から復帰後、電源ケーブルを元通りに挿すだけで、今まで通りにお使いいただけます。
念のため、電源ケーブルを挿した後、ウォームアップ運転(3分)をしていただくようお勧めします。
ULPAフィルターはHEPAフィルターよりも集塵効率が約10倍となっています。これによりサンプルを扱う作業空間の清浄度が非常に高く維持できます。
実際、ISO クラス分類(指定粒径以上の許容粒子濃度 個/m³)において、ULPAフィルターはISO クラス3に位置付けられます(HEPAフィルターはISO クラス5です)。
一般的にフィルター寿命は、送風ファンの性能に大きく依存します。フィルターの詰まりにより風速が低下した場合、ファンの回転数を上げる事により風速を上げることができます。(選定風速を維持できます。ファンの回転数を上げる作業は弊社の技術員が行います)
ESCO社製キャビネットのファンは、納品時におけるファンは最大性能の約2/3の力でしか動作しておらず1/3の余裕があります。従って風速が落ちてきてもすぐにフィルター交換を行う必要はございません。
フィルターの寿命は使用頻度だけでなく使用環境によって大きく異なります。
バイオハザードセフティキャビネットやバイオクリーンベンチは大きな掃除機のような物であり、フィルター寿命は、設置環境のクリーン度に影響を受けます。経験的に5年ぐらいです。
できるだけクリーンな使用環境でお使いいただくことで、フィルター寿命を延ばすことができます。
フィルター寿命は、ディスプレイに「Filter Life Left」と%で表示されています(サッシが閉まっているときは表示されません)。10000時間稼働で0%となる計算で表示されています。
ただし、先に説明しましたように、フィルター寿命は設置環境のクリーン度に影響を受けますので、この%は、あくまで目安としてください。表示が0%になってもお使いいただけますが、専門技術者による検査を強くお勧めします。
バイオクリーンベンチもバイオハザードセフティキャビネットと同様、フィルターの交換は専門の知識を持った技術者による交換を推奨いたします。
フィルター交換後は、大切な検体を守るため、使用再開前に各種検査の実施を推奨しております。
使用状況によって異なります。
蛍光灯の寿命は約1万時間です。
UVランプの寿命は約9000時間ですが、安定した除染能力のために2000時間での交換をお勧めしています。操作パネルに表示される「UV Life Left」は、2000時間を分母とした寿命残時間の%です。
Esco社キャビネットの殺菌灯の点灯は、日本で一般的なグロー放電方式ではなく、インバーター方式ですので、GL-15/GL-30は不点あるいは正常な状態で点灯しません。燃焼等、事故がおきる可能性もあります。
メーカー指定の殺菌灯(UV-15A-L、UV-30A-L)をお使いください。
まずは、フロントパネルのコンセントボタンが点灯しているか確認してください。
点灯していなければ押して点灯させてください。
次に、コンセントの「RESET」ボタンが飛び出ていないか確認し、飛び出ていれば押し込んでください。飛び出ているのか押し込まれているのかわかりにくい場合は、一度「TEST」ボタンを押してから「RESET」ボタンを押してください。「RESET」ボタンを押し込めない場合には、使用している機器の電源コードを抜いた状態で試してください。
フロントパネルのコンセントボタンが点灯し、コンセントの「RESET」ボタンが押し込まれているのにもかかわらず、通電していない場合、コンセントの不具合かヒューズが飛んでいることが疑われます。専門の技術者がお伺いすることになります。
弊社サポートデスクにご連絡ください。
ワークエリア内にもう1セットコンセントがある場合、お手数ですが、別の1セットのコンセントが通電しているかをご確認いただき、弊社サポートデスクにお伝えださい。
サポートデスクへのご連絡はこちら
コンセントは漏電遮断機能つきです。漏電が感知されると電流が遮断され、RESETボタンが飛び出します。
RESETボタンを押し込むと、コンセントの通電は回復します。
使おうとする度にRESETボタンが飛び出す場合、お使いの機器で漏電している可能性があります。
機器に漏電がないかメーカーや専門家にご相談ください。
出荷前に「プラグが挿さるか」は確認済みです。
防滴・感電防止仕様のため、通常より挿さりにくいと感じられるかもしれません。
コンセントのスロット内部にプラスチックの蓋があるので、それをこじ開けるイメージでゆっくりと少しクネクネさせながら挿してみてください。
斜め上や下から挿すと入りやすいこともあります。
電気代はほとんどかかりません。1回の稼働に必要なコストは、スポアクレンズ RTU(PBioアクトリル)100mLと、除染バリデーション実施時の指標菌であるBI(バイオロジカルインジケーター)です。価格は以下の製品ページの注文案内タブをご参照ください。
商品情報:スポアクレンズ RTU 過酢酸系除菌剤
また、年に一度センサーの校正または買い替えをおすすめします。触媒ファンは約4,000分毎に交換してください(使用頻度により変動)
1台で0.7m³までの広さが目安です。これは間口1,800mmの安全キャビネットのワークエリアに相当します。更に大きな空間はFOGACTを2台使用することで除染可能ですが、1.0~1.5m³くらいまでが目安です。
電源が入った状態では、湿度が安定せず使用できません。
冷蔵庫内のカビ取りが目的の場合、電源を切って庫内を室温へ戻し、濡れた部分を拭き取った上で使用することが出来ます。
電子着火式ブンゼンバーナーをお使いの場合、電子着火部に酸化被膜が生じることにより、着火しにくくなる場合があります。FOGACTをご使用いただく際は、バーナーを取り外していただくか、バーナーが除染ガスに触れないようにカバーをかけてご使用いただくことをおすすめします。
Thermo Fisher Scientific社FormaシリーズのHEPAフィルター付きタイプは、フィルター外し庫内に静置してFOGACTの運転を行ってください。
パナソニック(旧三洋)製のUV灯搭載タイプは、扉を閉めた後一定時間UV灯が点灯し加湿水を殺菌します。UVランプはスポアクレンズ RTU(アクトリル)の分解を促進するため、FOGACT使用時にはUVランプが点灯しないよう、設定を変更してください。
スポアクレンズ RTU(アクトリル)は、過酢酸・酢酸・過酸化水素・水の平衡混合物です。過酸化水素の含有量が0.8%と低濃度であることから、劇物指定の対象外です。また、環境毒性試験や患者毒性試験を行っており、使用者の安全が確認されています。
その高い品質により、米国FDAにより透析装置、透析液ライン等医療用具の滅菌消毒の為の高度消毒剤として認可さています。また、米国環境省EPAに登録され、品質と効果が認められています。また、ヨーロッパではCEマークを取得しており、厳しい基準で品質が保証されています。
過酢酸の液体は金属の腐食を引き起こします。FOGACTはガス化した過酢酸が除染を行うため腐食は最小限に抑えられますが、鉄・ハガネは酸化皮膜が、銅は緑青・緑青皮膜が発生します。
PTFE-ULPAフィルターは、 オートクレーブ滅菌(121℃、15分間)すると再使用ができません。
消毒用アルコールなどで、清拭してからお使いください。
ちなみに「PTFE-ULPAフィルター」以外の付属部品は全てオートクレーブ滅菌が可能です。
廃液ボトル(セーフティバルブ、Oリング含む)及び シリコンチューブは、オートクレーブ滅菌(120℃以下)が可能です。
QSONICA社 で 8チップホーン用工具は販売していません。
お客様側で用意していただく必要があります。
チップをホーンにとりつけ、手で締めたあと、「一般的な3/16インチ ナットドライバー」で1/4回転回してください。
締めすぎず、固定されていればOKです。
超音波ホモジナイザーの破砕パワーは、消費電力(W)によると誤解されがちですが、実際には使用されるチップ・プローブの振幅とAmplitude設定値に依存します。
QSONICA社で最も破砕パワーが強いのは、マイクロチップ(4417)で320μmです。
一般的に、チップ・プローブの破砕パワー(振幅)と処理量は反比例の関係にあります。
破砕パワーが強いチップの処理量は少なく、破砕パワーが弱いチップの処理量は多くなります。
機種選択のヒント、アクセサリー一覧をご参照ください。
参考:機種選択のヒント
商品情報:QSonica社 超音波ホモジナイザー アクセサリー一覧
カタログに記載されているチップ・プローブの振幅は、最大値を表記しています。
Amplitude 100%の場合が最大値となり、カタログに記載された振幅の破砕パワーが得られます。
Amplitudeと振幅はおおよそ比例関係にありますので、Amplitudeが50%の場合は半分の振幅となります。
Q125/Q500ではAmplitudeの設定範囲が20-100%となっています。
20%の時、最小の振幅が得られます(Q55の最小は5%)。
参考:機種選択のヒント
大型機種(Q700,Q500)ではマイクロチップ(4417)、小型機種(Q55,Q125)ではプローブ(4423)です。
超音波ホモジナイザーでは、破砕パワー(振幅)と処理量は反比例の関係にありますので、一度に処理されるサンプル量とあわせてご検討ください。
以下のモデルに関しては総務省型式指定番号を取得済みであり必要ございません。
【モデルごとの取得済み総務省型式指定番号】
Q800R:第EK-13001号
Q700:第EK-19003号
Q500:第EK-19002号
Q125:第EK-19001号
Q55 :第EK-16001号
超音波ホモジナイザーはコンバーター内の水晶発振子に高電圧をかけることで振動を発生させ、チップ先端のチタン合金を伸縮することで超音波エネルギーを照射します。
ディスプレイのW表示は処理の際に消費されているコンバーターのエネルギーを意味します。一般的に粘性の高いサンプルであるほど消費エネルギーは上昇します。照射される破砕パワーと相関関係はありませんのでご注意ください。
参考:機種選択のヒント
期待通りの破砕パワーが出ていない場合は下記をチェックしてみてください。
また、超音波照射の際のコツなどを記載した「最適化ガイド」を参考にしてみてください。
先端が摩耗していると、仕様の破砕パワーが得られません。その場合は、チップおよびプローブの交換をお勧めします。
付属のスパナ・レンチでしっかりと締めてください。また、接続部分が黒ずんでいる場合はエタノールで清拭し、綺麗にしてから締めてください。
チップを長期間使用していると、先端部が摩耗により凸凹になります(下図参照)。
はい。ヤスリやグラインダーを使用して、ある程度であれば削ることが可能です。
ある程度は紙やすりなどで削って再使用が可能ですが、繰り返し削ると破砕パワーに影響するだけでなく、熱が発生するといった問題が発生します。
再現性の高い実験のためにも、定期的な交換をお勧めします。
チタン合金です。
同じチップ、プローブであっても微妙に長さが異なる場合がありますが、これはQSONICA社で個々のチタン合金のロット差をなくすための振幅調整を行っているためで、性能に影響はありません。
カップホーンの使用をお勧めします。カップホーンは言わば超音波洗浄器の強力版で、液体を媒介に、非接触で容器内のサンプルを効果的に処理します。カップホーンのアクセサリーとして0.2mL、1.5mLチューブなどを立てるチューブホルダー(またはブリッジ)を販売しております。
商品情報:カップホーン
超音波処理でチップが摩耗し、チタン合金の粉末が混入してしまうのは避けられません。
カップホーンの利用により、回避することが可能です。
商品情報:カップホーン
超音波処理の際の熱の発生は常につきまとう問題です。
クラッシュアイスや冷却装置の使用は必須ですが、以下を選択することで非常に抑えることができます。
超音波のON/OFF時間を設定できるパルスタイマー機能があります。
10秒ON、30秒OFFにするなどして、間欠的動作により熱の発生を抑えることが可能です。
また、処理の間は金属のチューブブロックなどを用いてしっかり冷却を行うとより熱の上昇を抑えることができます。
手元のフィンガースイッチで簡単にON/OFFを行うことができるので、十分にOFFの時間を取って処理してください。
また、他機種と同じく処理の間は金属のチューブブロックなどを用いてしっかり冷却を行うことをお勧めします。
目安として、プローブ径の1.5倍の深さは必要です。
マイクロチップなどの径の小さなものは2〜3倍を目安にしてください。
超音波を照射すると液中に還流が生じますのでサンプルができるだけ照射面に効果的かつ連続的に当たり続ける位置をご検討ください。
参考:最適化ガイド
マイクロプレートカップホーン(431MPX)のご使用をお勧めします。
このアクセサリーはカップホーンのように水を介してマイクロプレート中のサンプルを非接触にて超音波処理するものです。
マイクロプレートカップホーンでは水を介して超音波伝達を行います。プレートと底面に空気が入ってしまうと、超音波処理の妨げとなってしまいます。そのため、空気が入りにくい、PCRプレートのようなノンスカートもしくはハーフスカートのプレートを使用されることをお勧めします。
DNAせん断は超音波ホモジナイザーの非常に有効な用途のひとつです。
DNAシェアリングを目的としたモデル(Q800R)もご用意していますので、商品情報やアプリケーションなどをご参照ください。
商品情報:Q800R DNAシェアリングシステム
アプリケーション:QSONICA社アプリケーション一覧
はい。超音波ホモジナイザーはChIPにおけるDNAのせん断処理に非常に適しています。
特にオプションであるカップホーンはチューブ内のDNAサンプルを非接触にて効果的にせん断処理することができます。
また、DNAシェアリングを目的としたモデル(Q800R)もご用意していますので、商品情報やアプリケーションなどをご参照ください。
商品情報:オプション・アクセサリー一覧
商品情報:Q800R DNAシェアリングシステム
ガラスが最も超音波処理に適しています。樹脂ではポリスチレンとポリカーボネートが超音波エネルギーの伝達効率が高いことが知られています。
ポリプロピレンとポリエチレンは比較的柔らかい素材であり、前者と比べて効果は低い傾向にあります。
カップホーンには冷却水を循環するためのアクセスポートが付いています。
市販のウォーターチラーを使用し、循環させることでサンプルを冷却しながら処理をすることができます。
弊社もQSONICA社製の超音波ホモジナイザー用小型チラーを販売しております。
必要な流量は約1L/min程度です。
冷却水量が速くなりすぎるようなら、水跳ね防止にカップの上に平らな板を置くのもいいでしょう。
商品情報:水冷チラー
パワーセッティング:
あまり強すぎる出力設定はキャビテーションバブル(小さな真空の泡)が多量に放出されるだけで、かえって効率が悪くなります。
Amplitude設定は50%程度を目安とし、それを上下に変化させ予備実験の処理結果を基にし、最適化を図ってください。
媒介する液体:
使用する液体は水が一般的ですが、水ではなくエチレンやプロピレングリコールの水・グリコール混合液のような抗キャビテーション液を使用すると有効です。グリコール濃度に比例してソニケーション効果が非常に大きくなることが報告されています。
脱気(デガス):
水を用いる場合は、サンプルに加える前に、数分間超音波処理し脱気(デガス)することも有効です。
はい。1/8"NPTネジのチューブフィッティングと、循環水冷却を使用しない場合に穴を閉じるエンドキャップが付属します。
フローセルをお勧めします。閉鎖されたチャンバー内にポンプにより閉流路での循環でサンプルの供給を行い、連続的に超音波照射を行います。
ステンレス製で容量違いのものを2種類ご用意しています。
以下の工程を確認して再測定してください。
精製不足:目的とする波長域において不純物の吸収によるノイズの影響。
使用ピペット:分注誤差が大きい、チップが適合していないなどの影響。
プログラム設定:サンプルの設定(例えばdsDNA、RNA、oligoなど)が正しく選択されていない。
サンプル量:サンプルの濃度によって変わりますが、0.3~1μLが最低量です。
はい。表面が石英でできている測定部とミラー部には、サンプルが残らないようにしてください。
リントフリーペーパー(キムワイプ等)に、水または70%のエタノールをわずかに湿らせ、サンプルの残りやホコリをふき取ってください。
はい。260nmの吸収を持つ他の分子が存在すると、結果に影響を与えます。
確実なサポートを実施させていただく上でも、弊社サイトからのダウンロードおよびアップデート等の適用を推奨しております。
納品時のアップデートを除き、原則としてお客さまご自身で実施していただくことを想定しておりますが、アップデート法のレクチャーや実施などについては臨機応変に対応します。
何かありましたら購入販売店もしくは弊社までご相談ください。
弊社サイトからダウンロードされた場合と同様に対応いたします。弊社までご連絡ください。
弊社サイトにアップロードされているものは、弊社内にて動作検証を行い、確認が取れたものとなります。
確実なサポートを実施させていただく上でも、弊社サイトからのダウンロードおよびアップデート等の適用を推奨しております。
これは、Sample Quality Control機能による純度の制限値外であることをお知らせしています。【Nucleic Acids】【ProteinUV】で有効な機能です。
PreferencesのWarning Messagesの中にSample Quality Controlで各制限値を設定できます。
デフォルト値は下記です。
【ProteinAssay】【Nucleic Acids】【ProteinUV】、さらにMore App内【Concentration】【Standard curve】のアプリケーションにおいて、濃度は自動で計算されます。
他のアプリケーションでは、吸光度値(光路長10mmに変換)が表示されます。
ファームウェアバージョン2.0.12465未満は、USBケーブルのみで通信できます。
ファームウェアバージョン2.0.12465以降は、Windows PCの場合、USBケーブル、WiFi接続、LAN接続が可能です。
PC用ソフトウェアは、弊社Webからダウンロードしてください。
https://www.wakenbtech.co.jp/download/maker/softwares
タブレットやスマートフォン用アプリは、各ストア(App StoreまたはGoogle Play)でダウンロードしてください。
Implenのソフトウェアは様々なOSに対応しています。
NP80、N60、C40、N120で可能です。詳細は弊社までご連絡ください。
これはキセノンフラッシュランプの特徴です。現在の市販されているキセノンフラッシュランプは、その付近で不安定な光源です。誠に申し訳ございませんが、ご理解ください。
ミラー部と測定部を毎回クリーニングしてください。また、電源を入れた後、20分間装置をそのままにして、電気が十分安定した後に使用してください。
NanoPhotometerは性能に影響する可動部分がないため、長期間正確に測定できます。
特許技術【サンプル圧縮テクノロジー】は、サンプルを蒸発から守ります。測定結果はサンプルの性質や状態によっても変動しますが、測定偏差は±3%未満です。
測定環境にも大きく依存していますので、可能な限り同じ条件、環境での測定をおすすめします。
ファームウェアアップデートにはバグ修正が含まれていますので、アップデートされることを推奨いたします。
PCやスマートフォンでの通信をご利用の場合は、同じバージョンでご使用ください。
本装置は本体搭載のタッチスクリーン、Windows/Mac PC、タブレット、スマートフォンでの操作が可能です。
本体とデバイスは1:1で通信を行います。
液晶タッチスクリーン搭載モデルでは、タッチスクリーンでの操作に優先権があります。
それ以外では、接続しているデバイスが優先されます。
液晶タッチスクリーン搭載モデルであれば、スタンドアロンで使用できます。
液晶タッチスクリーン非搭載モデルの場合は、PCやタブレット、スマートフォンでの制御が必要となります。
電源ケーブルのアース端子が正しく接続されていることを確認してください。
タッチスクリーンは静電式のため、アースで電圧の基準点(ゼロ)が不明だと、正常に反応しない場合があります。
一般に、測定部およびミラー部は高い有機溶剤耐性を持っていますが、濃い酸や塩基性の溶液を使うのはおすすめしません。
特定の溶媒を使う場合には、弊社までお問い合わせください。下記からダウンロードできるファイルに記載されている溶剤は、使用できることを確認しています。
ディスポーザブルタイプの場合、そのキュベットの利用可能波長領域に気を付けてください。
1mL、3mLのキュベット(光路長10mm、サイズ:12.5 x 12.5 x 45 mm)では、キュベットを挿入する方向に気を付けてください。
キュベットの測定面と装置のキュベット部の矢印の向きを合わせてください。
NP80は赤い矢印、C40は白い矢印です。
いいえ。内蔵ボルテックスミキサーは振動が低くなる様に特別に設計されており、装置の性能に影響を与えません。
いいえ。NanoPhotometerは測定する時のみランプが点灯します。一日中電源を入れておいても、ランプが消耗することはありません。
NanoPhotometerは、キセノンフラッシュランプを採用しています。ランプの寿命は約10年(10⁹回) です。この間ランプの光強度が減衰することはありません。
微量分光光度計では、サンプルの光路を極端に短くすることで、微量サンプルの測定が可能になっています。
多くの微量分光光度計では、幅広い濃度のサンプルに対応するために、光路長をモーター等で調整し、測定を行っています。モーター等は経年劣化するので、調整された光路長が正しいかどうかをチェックする必要があります。
NanoPhotometerは2つの固定光路しか使用しておらず、その切り替えは電磁弁で行われます。2つの固定光路長(NP80/N60/N50:0.67mm, 0.07mm N120:0.1mm, 0.125mm))は、購入された時から廃棄されるその時まで変化することはありません。これが、True Pathテクノロジーです。
いいえ。NanoPhotometerはTrue Pathテクノロジーにより、光路長に調整を要するモーター等の稼動部がありません。そのため再調整は不要です。スタートアップ時には毎回自動診断が行われます。
ただし、測定部やミラー部の清掃などの、使用する上での一般的なメンテナンスは必要です。70%エタノールとリントフリーティッシュペーパー(キムワイプ等)を用いた清掃を推奨いたします。
マルチサンプルモードでは【Nucleic Acid】【Protein UV】をご使用いただけます。シングルチャンネルモードでは全てのアプリケーションを使用していただくことができます。
マルチとシングルは、パラメータ下部のトグルスイッチで切り替えてください。
測定前にサンプルIDを設定することができます。設定に必要なCSVファイルは、下記からダウンロードしていただけます。
https://www.wakenbtech.co.jp/download/maker/implen
Sample IDの列にIDを入力します。USBメモリにCSVファイルを保存し、NanoPhotometerに接続します。サンプルマップの上部にあるIDアイコン>Importを押すと、サンプルマップにIDが入力されます。
Sample IDをエクスポートするには、IDアイコン>Exportを押します。
ブランクは必須です。もしサンプルマップにブランクを表示したくない場合、1行目もしくは1列目にSPLをご指定ください。この場合、ブランクのデータ保存されます。
使用者が行うことは、凍結チューブを指で押し、融解後に回収するだけです。その工程間では、差は生じません。
ThawSTARは凍結バイアルの温度を測定し、融解工程に入っても問題ない場合、シリコンマット付のヒーターがチューブの胴体をキャッチします。シリコンマットがチューブ胴体に密着することで、ブロックヒーターの穴にチューブを入れた時のチューブとブロックの隙間による断熱が生じません。融解終了後は、ヒーターはチューブを離すことで過剰な加熱を防ぎつつ、音で終了をお伝えします。もし、チューブが回収されない場合、15秒後からアラームで未回収であることをお知らせします。
凍結溶液がすべて解けているのではなく、内部に凍結した溶液が残っている(氷の粒)状態が最適です。
適合しておりません。
CFT2モデルにつきましては、IQ/OQキットが発売されております。詳しくは弊社までお問い合わせください。
商品情報:ThawSTAR
ThawSTARは、細胞融解の標準化、再現性の向上を目的として開発された製品です。常温で適正な融解状態が維持されるのは最大10秒程度とされており、適正温度を維持した状態で次の作業を行うには、1本ずつの融解が最適と考えられています。1本ずつ融解し、次のサンプルを融解している間に融解済みのサンプルを処置するというステップを推奨いたします。
商品情報:ThawSTAR
デモ用機器を用意しております。弊社までお問い合わせください。
商品情報:ThawSTAR
あまり意味をなしません。一応、仮の融解プログラムで擬似的な解凍を見ていただく事はできますが、ATシリーズの場合、お客様の最適な融解プログラムを作成して、装置に導入するカスタムプログラムが必須の製品です。
ThawSTAR CFT2及びCFT1.5は、1mLを最適な量としております。ATシリーズの場合、最適な量を作成するカスタムプログラムが必須になります。そのため、最適な液量はカスタムプログラムに準じます。
商品情報:ThawSTAR
出来ません。同じサイズでもガラスでは温度の伝わり方が違うため、利用できません。
サンプルを押し込んだ時点で融解が始まります。インジケーターが回転している間は、サンプルの温度が上昇し続けます。サンプル内が相転移状態(個体から液体への移行状態)を検知すると、自動的に残り時間がカウントダウンされます。処理が完了し、サンプルがポップアップした時点では、サンプルは最適な融解状態となっています。
商品情報:ThawSTAR
チューブをヒーターがキャッチできれば、問題ありません。もし、霜が氷に発展し、胴体が太くなった場合、ヒーターはキャッチ出来ないエラーを出します。その際は、付着した氷や霜を落として、再度設置してください。
-40℃以下であれば融解可能です。常温下ではすぐに-40℃以上に上昇する可能性があるため、冷却源を用いた温度管理を推奨いたします。
商品情報:ThawSTAR
ThawSTAR CFT2とCFT1.5では、製品を購入した際にテストバイアルが同封されています。-80℃で凍結保存しておき、サンプルの使用前にテストバイアルが融解できることを確認します。
テストバイアルは、20本入で別途購入可能です。
基本は、70%エタノールを染み込ませたワイプで、各部を清拭します。チューブを設置するポート内のシリコンマットは、綿棒に70%エタノールを染み込ませて、傷が付かないように優しく拭いてください。シリコンマットの片側中央に赤外線センサーの穴があります。ここは、拭かないでください。その他の除染を望まれる際は、確認のために弊社までご連絡ください。
後ろのスイッチをOFFにしてください。再度ONにすると、チューブを取り出すことができます。その場合でも、再度適正に凍結することを推奨いたします。
商品情報:ThawSTAR
ありません。ヒーターなので、非常に電気を必要とします。100V電源に電源ケーブルを接続して利用してください。
出来ません。本装置はデータ記録を行っておりません。このUSBポートはメンテナンス用です。
-1℃/分の 性能を発揮させるためには、重ねず周囲に空間をあけてフリーザー内に収納してください。
放熱の関係から、CoolCell の 周囲 最低1インチ(2.54cm)の間隔は必要になります。
商品情報:CoolCell
日本国内ではあまり流通しておりません。弊社では国内で流通がある80mLリザーバー用のCoolSinkを販売しておりますので、こちらをご検討ください。
特にそのような問題は発生しておりません。
商品情報:ヒンジ付フリーズボックス
ドライアイスは、2cm以上離れると冷却能力が極端に低下します。ドライアイスの最上部までが比較的冷却性が維持されているものとお考えでの上でご利用いただければ、常に満載にする必要はありません。
商品情報:BioT ULT トランスポーター
中に入っているCoolRackは、ハンドルを取り外した上で、通常のCoolRack同様に清浄してください(ネジ状に留められていますので、回して取り外しできます)。オートクレーブも可能です。外側容器及びハンドルは、アルコール、漂白剤、酸性の殺ウイルス剤で洗浄することができます。洗浄の後は綺麗な水ですすぎ、乾燥させてください。またオートクレーブはしないでください。
商品情報:クライオチューブ・トランスポーター
CoolRackはその優れた熱伝導率により、急速に温度馴化します。室温状態のCoolRackを0℃の冷却源に置いた場合、数分以内に冷却されます。同様に冷却源から取り除いたCoolRackは、数分で環境温度に近い状態になります。
商品情報:CooRack
多くのCoolRack・CoolSinkモジュールは、CoolBox内に配置して無氷冷却(最大10時間)、凍結維持できます。氷の中にCoolRackを置く場合は、氷を入れた容器にThermalTrayを置き、その上に配置すれば、最大14時間、4℃以下の冷却ができます。
商品情報:CoolRack
アルコール不要で使用可能です。全てのサンプルが同一環境で凍結されるので、サンプルプロファイルの偏差が大幅に縮小されます。
商品情報:CoolRack
CoolRackは液体窒素との使用に適しており、サンプルを直接浸漬することなく、低温維持できます。容器内に2cm程度液体窒素を満たし、CoolRackを配置します。発展的な活用法としては、深い容器を使用しThermal Tray LPの上にCoolRack(複数可)を配置します。 ThermalTray LPの上まで(約5cm)液体窒素を満たせば、液体に触れることなくCoolRackを低温に維持することができます。
商品情報:CooRack
オートクレーブもしくは乾熱滅菌を推奨いたします。10%漂白剤に浸漬する際は、使用前に滅菌水で十分に洗浄してください。
商品情報:CoolRack
CoolRack自体にはUV耐性があります。しかしウェル内部は、深さ等の問題で均質に滅菌されない可能性があります。
商品情報:CoolRack
CoolRack・CoolSinkともに、(ホットプレートのような)37℃熱源の上に配置できます。モジュールによって温度が均等に全てのウェルに分散され、標準化された方法で温度維持を行うことができます。
商品情報:CoolRack
CoolRackは高耐食性があります。溶媒、水性界面活性剤、アルコール、漂白剤、酸/塩基等滅菌溶液で洗浄することができます。洗浄液を使用した後、きれいな水で清浄してください。低/高pH溶液中では長時間(1時間以上)浸漬しないでください。高温滅菌には250℃まで耐えられます。
商品情報:CoolRack
CoolCellに予備冷却は必要ありません。室温状態のアルコールを充填したコンテナは、すぐにフリーザーに投入しても、中のサンプルは12℃程度まで上昇します。CoolCellは同じ条件下で5℃程度までしか上昇しません。
商品情報:CoolCell
閉じた状態では-50℃以下に30分程度維持できますが、室温にクライオチューブが晒された場合、バイアルの中身は1分以内に-50℃程度まで上昇します。サンプルの凍結状態維持には、ドライアイス、ULT Transporter、クライオチューブ・トランスポーター、CryoPod等をご利用ください。
商品情報:CoolCell
水と中性洗剤で洗えます。しっかりとすすいで乾燥させてください。アルコールと10%漂白剤もご利用いただけます
商品情報:CoolCell
極端にえぐれる等の傷でなければ、影響はほとんどありません。
商品情報:CoolCell
乾燥した状態であれば、メンテナンスフリーでご使用いただけます。
商品情報:CoolCell
中心部コアの交換は必要ありません。
商品情報:CoolCell
直径13mm、高さ55mmまでの標準の1mL・2mLクライオチューブであれば適合するようデザインされています。ただし、ラベルの形状によっては、チャンバー内に収まらない場合があります。
商品情報:CoolCell
サイズ内に収まる1mL/2mLチューブであれば、キャップの形状に関係なくご使用いただけます。
商品情報:CoolCell
最大耐熱温度は60℃ですので、オートクレーブはできません。
商品情報:CoolCell
CoolCellは-80℃フリーザーで-1℃/分の凍結速度を再現性のある形で実現します。アルコールがないことで、凍結に変動がありません。アルコールコンテナが5回毎にアルコールの交換が必要なのに対し、CoolCellは交換費・有害廃棄物なし、予備冷却不要、積み重ねての使用や凍傷等の問題がありません。
商品情報:CoolCell
実際に凍結するものと同量の凍結培地を入れたチューブであれば、お手持ちのもので代用していただけます。
商品情報:CoolCell
長期露出は避けてください。
商品情報:CoolCell
予備冷却は可能です。アルコールコンテナと異なり、防爆型冷蔵庫は不要です。4℃に予備冷却した容器に氷温のサンプルを入れて凍結したところ、CoolCellの方が約6分早く凍結しました。
商品情報:CoolCell
CoolCellは-70~80℃環境で使用可能です。-70~80℃のメカニカルフリーザー、ドライアイスロッカー(おおよそ-75℃)で使用できます。液体窒素下での使用は、液相の場合-150℃では-1℃/分冷却が実現できないため、使用を推奨しません。
商品情報:CoolCell
CoolCellは高密度ポリエチレンでできているため、アルコール、漂白剤、酸性の殺ウイルス剤で洗浄することができます。洗浄の後は綺麗な水ですすいでください。本体は水分の吸収や摩耗に強い素材です。凍結を行う前に、内側とチューブが乾燥しているようにしてください。またオートクレーブはしないでください。
商品情報:CoolCell
CoolCell自体には耐用回数はありません。容器やコアに破損がない限りご使用いただけます。
商品情報:CoolCell
超低温状態に対する耐性がありますので、保存に利用していただけます。
商品情報:CoolCell
液体窒素下のストレージに移動させる際は、-78℃程度に冷却できるドライアイスを使った移動を推奨します。氷を使った移動は、サンプルの生存率と機能低下を招く恐れがあります。
商品情報:CoolCell
CoolCellは、-80℃での動物細胞の生存率を高めるための-1℃/分冷却を想定しています。-20℃の場合は冷却速度が異なるため推奨しませんが、ご自身の環境でテストしていただき、生存率をご確認の上であればご使用いただけます。
商品情報:CoolCell
乾燥した状態であれば、メンテナンスフリーでご使用いただけます。
商品情報:CoolBox
砕いたドライアイスを2~3cm敷き詰め、その上に直接CoolRackを置いてください。CoolBoxはドライアイスを200cc(300g)入れることができます。CoolRackが2cm低下したら、ドライアイスを再充填してください。フタのない状態で3時間、フタをした状態で6時間、凍結状態を維持できます。
商品情報:CoolBox
ラボの安全手順・規則に従って液体窒素を使用してください。
商品情報:CoolBox
CoolBox(フタ・カラー・ベースなどの色のついた外装部分)は、高密度ポリエチレンでできていますので、水・中性洗剤・アルコール・酸/塩基性殺ウイルス剤・10%漂白剤(次亜塩系)で洗浄することができます。また、オートクレーブ滅菌はしないでください。冷却/冷凍コアは、次亜塩素酸ナトリウムは非対応です。
商品情報:CoolBox
全てのBioCisionの製品は、粉砕したドライアイス(2~4cm角程度)を使用して測定を行っていますが、普段ご利用のドライアイスのサイズで標準化を行っていただくことは可能です。
商品情報:Biocision 製品
酸素欠乏事故を防ぐためです。
容器の転倒などにより液体窒素が漏出した場合、酸素欠乏事故(最悪の場合、死亡事故に至る)の発生の恐れがあります。
また、停電によりエレベータが長時間停止し、換気が停止したエレベータに閉じ込められた場合には、同様に酸素欠乏事故発生の恐れがあります。
類似の事例として、冷凍車内で液体窒素が充満したことによる酸素欠乏事故も発生しております(参考資料)ので、
当社としては、液体窒素を扱う場合には、厳格な安全対策をとるべきだと考えております。
(参考資料)平成11年4月20日 労働省労働基準局安全衛生部長
基安発第15号の2 超低温機器協会宛要請文書
液化窒素を用いて冷凍を行う冷凍車の冷凍室の内部における酸素欠乏症防止対策の徹底について
(https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-40/hor1-40-3-1-0.htm)
SS=鉄、SUS=ステンレス です。
DLSシリーズは、ガス充てん所では普段屋外に置いてあることがあり、
外槽がSSの場合には長年使用していると錆びてきます。一方、SUSは錆びにくいので比較的清潔に保たれます。
その意味から長期間使用したときの耐久性はSUSのほうが優れていると言えます。
細胞に、液体の流れによって発生する「シェアストレス」を与え、生体内に近い環境でフロー培養するためです。
例えば、血管内皮細胞は「シェアストレス」を与えることで、細胞形態や細胞内の遺伝子発現が変化し、より生体内に近い状態で培養できることが分かっています。
送液を行う装置としては、より安価なシリンジポンプやペリスタポンプがあり、アプリケーションによっては、これらのほうが良い場合があります。
一方、ibidi Pump Systemは、フロー培養用に開発された唯一の専用装置であり、以下の特長があります。
通常、シリンジポンプやペリスタポンプは流速(mL/秒など)を設定して使用します。しかし、流速から「実際に細胞にどのくらいのシェアストレス値が掛かっているのか」を計算するには、培養容器の形状などから複雑な計算を行う必要があり、容易ではありません。
本システムでは、専用ソフトに「ibidi社のμ-Slideを用いた場合のパラメーター」が登録されているため、ここから必要な流速などが自動計算され、目的の「シェアストレス値」でのフロー培養を実行できます。
細胞の種類や目的に依存しますが、例えばμ-Slide I Luerでは2.5 cm²の培養面積に対し、約10mL強の培地を用いますので、数日間培養し続けることは可能です。
HUVECでは7日間培地交換せずに培養できた実績があります。
本システムでは、以下の3種類が設定可能です。
一方向の層流(unidirectional laminar flow)
振動層流(oscillatory laminar flow):培地が双方向に行ったり来たりします
拍動層流(pulsatile laminar flow):血管のような脈動した流れになります
なお、振動層流と拍動層流は、Fluidic Unit2台を1セットで使用する必要があります。
また、乱流(turbulent flow)は行えませんので、代替として振動層流をご検討ください。
はい。本システムは、1台のシステムで4台までのFluidic Unitを接続してコントロールできます。(ただし、4台とも同一のシェアストレス条件のみ)
なお、振動や拍動で実験する場合は、Fluidic Unit2台を1セットで使用するため、2セット(4台)までとなります。
下記のムービーが分かり易いので、是非ご覧ください。
ibidi社ホームページに独自の論文検索サイトがあり、そこで検索可能です。
2020年7月時点で171件の論文がヒットしました。
細胞名などでさらに絞り込み検索も可能です。
https://ibidi.com/module/ibidireference/reference
静脈や動脈など血管の部位によって様々に異なります。
ibidi社のホームページに文献でのシェアストレス値の目安の情報がございますので、ご参考ください。
https://ibidi.com/content/303-why-cell-culture-under-flow
はい。何種類かの細胞で試された事例があります。
生体において液体が存在する部位ではシェアストレスが生じていると言われております。
例:リンパ管、関節包、脳室、眼球内(網膜)、食道などの消化管、子宮内、腎臓、膀胱 など
フロー培養では、流路内に気泡が入らないように注意していても、培養中にプラスチックやシリコンチューブから気泡が発生することがあります。これを防ぐため、培地、チャンネルスライド、チューブ類は、オーバーナイトでCO₂チャンバーに入れておき、平衡化してからご使用ください。
はい。底面に約180μmのibidi社独自素材のプラスチックシート(フィルム)が使用されており、底面に接着した細胞を高解像度の顕微鏡で観察することができます。また、このプラスチックシートは「ある程度の有機溶媒耐性」を持ち、「低い自家蛍光」のため、細胞を移し替えることなく、そのまま免疫蛍光染色を行い、観察することができます。
同じ流量を与えた場合、チャンネルが狭いほど高いシェアストレスが生じます。
このため、動脈などのシェアストレスが強い血管のシミュレーションにはチャンネルの高さが低いスライド、静脈などのシェアストレスが弱い血管のシミュレーションにはチャンネルの高さが高いスライドを選択します。
豊富な結晶化用スクリーニングキット、特に膜蛋白質用のキットがラインナップされています。
高分子の蛋白質を結晶化させるために、基本的に3つの要素があります。蛋白質を安定化させる塩とpH、そして析出させる濃縮です。
未知の蛋白質がどういう条件で結晶になるのかは、不明なので、様々な塩、バッファー、沈殿剤の組み合わせになっています。
Molecular Dimensions社では、48条件、96条件でキット化されています。キットは30種類以上販売しており、10mL、1mL、お試しの100uLと様々なラインナップを用意しております。
Molecular Dimensions社では、キットのそれぞれの溶液を100mLで販売しています。スクリーニングキットMD1-30のウェル番号A1で結晶が出た場合、その溶液はMDSR-30-A1の型番で購入できます。価格に関してはお問い合わせください。
ストック溶液として、塩、バッファー、沈殿剤も販売しています。特にバッファーでは、pHを指定できます。pH7.0のHEPES (MD2-011)が欲しい場合、型番はMD2-011-7.0となります。
MemGoldやMemGold2です。この2つが合わさったMemGold Comboもあります。
販売しています。詳細はお問い合わせください。
可能です。色指定は無償です。
色は下記10色からお選びください。
Red, Black, Blue, Grey, Purple, Gold, Green, Orange, Brown, Magenta
カスタム品で刻印される文字は、アルファベットと数字が並んだ構成で、カスタマイズできます。シリアル指定は無償です。
ただしアルファベットと数字には以下のような規定があります。
例2:ABCg-111
ABCg -112
ABCg-113
ABCg-114
標準品、カスタム品共に共通で、以下の4カ所です。
enclosure piece 上面と側面 |
base piece 底面 |
base piece 表側:数字のみ刻印 |
可能です。Datamatrix刻印は無償です。
Datamatrixは放射光施設でリモート測定を行う際に必要です。今後リモート測定を実施予定の場合、Datamatrixの刻印を推奨します。
誠に申し訳ございませんが、国内在庫を置いておりません。納期は平均3~4週間です。
納品後1年です。
はい、同じものです。但し、Actiloopでは、キャップ付き(SPINE仕様)が販売されております。
SPINE仕様のみです。他の仕様は販売しておりません。
ポリイミドフィルムの採用によりX線のバッググランドが発生しにくいです。また、ポリイミドフィルムの撥水性はナイロン等に比べて低いため、結晶をマウントした際のループ内の母液量が少なくなります。このため結晶凍結時には分解能の向上が期待されます。
Molecular Dimensions 社 (MDL) の製品は以下のとおりです。
・MD7-400 Cryocaps
・MD7-401 Cryocaps with Data Matrix
・MD7-403 Magnetic CryoVial with CryoCaps
・MD7-405 Magnetic CryoVial with CryoCaps with data matrix
また Hampton Research 社の CrystalCap,MiTeGen 社の Goniometer Base にも使用できます。
国内の全ての放射光施設で利用可能です。また海外の主要な施設でも使用が可能です。
なお各施設のビームラインでの適合性については利用する放射光施設のホームページをご参照ください。
ドロップ内の凝集物を分けて移動させてから結晶をループアウトする必要がありますので、ループの曲げ強度が高いLithoLoops Viscousを利用することをお勧めします。通常の LithoLoopsより曲げ強度が約 3 倍高く、設計・製作されています。
Meshタイプを推奨します。
3Dバスケット、Viscousを推奨します。
ループが変形していなければ再利用できます。ビーカーに純水を入れてその中で数分間超音波洗浄し、さらに100%エタノールでリンスしてください。
LithoLoops は接着剤を用いてマイクロチューブ(ピン)の一端に固定されています。マイクロチューブ(ピン)の穴に充填された接着剤を除去するのが困難であるため、再利用はできません。
ブロックD(2.0mLチューブ用)の使用をお勧めします。
ブロックCもブロックDも同じ穴径10.8mm ですが、底面の形状が異なります。ブロックCはコニカル形状で、底面がテーパー上の角度がついています。
ブロックDは底面がU型になっており、多くのチューブ形状にフィットします。
1.5mLチューブをブロックDにセットした場合の中有移転として、ブロック底面に接触する面積がブロックCより小さくなりますので、熱伝達が劣る可能性があります。穴の底の隙間に少量の水やミネラルオイルなどを入れると、温度の追従性が良くなり、温度制御が向上することが期待できます。
製品情報:プチクール MiniT-C
第1ステップ、第2ステップのプログラムが終了した後、ディスプレイに「PROGRAM END」と表示されます。その際、温度は表示されませんが第2ステップで設定した温度が維持されます。第2ステップの時間を0minまたはOFFに設定すると、第1ステップの温度が維持されます。
製品情報:プチクール MiniT-C
プチクールは蓋がなくても使用可能ですが、以下のような理由から蓋の使用をお勧めしています。
ただし構造上の問題で、15mLチューブ用、50mLチューブ用のブロック使用時は蓋をすることができません。
製品情報:プチクール MiniT-C
搭載されている検出フィルター数が異なる4色モデルと6色モデルが選択でき、フィルター数を活かした自由なマルチプレックスPCR系構築が可能です。
優れた温度制御系により、高い再現性を実現しています。
また反応条件検討に便利なグラジエント機能も搭載しています。リアルタイムPCR装置として基本機能が備わった同等クラスの多色機種と比べて、コストパフォーマンスの高い装置です。
1ウェルで複数遺伝子の検出が可能なため、サンプル量、試薬、及び時間が節約できます。
解析時にはPCが必要です。本体での解析は出来ませんので、解析用として別途PCをご用意いただく必要があります。
PCを本体に接続して制御する場合は動作保証の問題から、弊社販売の制御用PCを推奨いたします。
弊社販売の制御用PCのご購入を推奨しておりますが、お手持ちのPCでも解析が可能です。
必要なOSとスペックは「OS Windows10 メモリ8G以上 ハード容量500G以上」です。
申し訳ございませんが、Macは対応しておりません。(Windowsのみ対応しています)
台数の制限はございません。ライセンスフリーです。
申し訳ございません。現時点では対応出来ておりません。
光源はLEDを使用しています。また検出はフォトダイオードを使用しています。
2機種(4色モデル/6色モデル)をご用意しております。
4色モデルは(FAM、VIC/HEX、ROX/TexasRed、Cy5) ※4色同時検出可能です。
6モデルは(FAM、VIC/HEX、TAMRA/Cy3、ROX/TexasRed、Cy5、AlexaFluor680)※同時検出は5色まで可能です。
25µLを推奨しています。ミニマムとして10µL以上でご使用いただけます。
国立感染症研究所『病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1』の「4.3. リアルタイム one-step RT-PCR(TaqManプローブ法)反応」に従い実施したところ、問題なく検出できました。
また、公的医療保険の適用対象である、タカラバイオの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検出キットSARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit(製品コード RC300A)での反応も確認済みの装置です。
手のひらにのるようなコンパクトタイプのリアルタイムPCRシステムです。業界最高水準のCMOSイメージセンサーを搭載、蛍光検出チャンネルは2種類(FAM, ROX)または4種類(FAM, HEX, ROX, Cy5)を装備しています。直感性を重視したソフトウェアはセットアップからデータ出力まで、初めて操作される方でもスムーズに操作できます。フィルター数、ウェル数の組み合わせの違いで3モデルあり、ニーズに合わせて選択可能です。
1ウェルで複数遺伝子の検出が可能なため、サンプル量、試薬、時間が節約できます。
本体だけでは使用できません。必ず制御用PCが必要です。動作保証の問題から、弊社販売の制御用PCのご使用を強く推奨いたします。
台数の制限はございません。ライセンスフリーです。
申し訳ありませんが、現時点では対応できておりません。
光源はLEDを使用しています。また検出はフォトダイオードを使用しています。
2機種(2色モデル/4色モデル)をご用意しています。それぞれ以下の通りです。
2色モデルは(FAM, ROX/TexasRed) ※2色同時検出可能です
4色モデルは(FAM, ROX/TexasRed, HEX, Cy5) ※4色同時検出可能です
25μLを推奨しています。ミニマムとして、10μL以上でご使用いただけます。
国立感染症研究所『病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1』の「4.3. リアルタイム one-step RT-PCR(TaqManプローブ法)反応」に従い実施したところ、問題なく検出できました。
また、公的医療保険の適用対象である、タカラバイオの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検出キットSARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit(製品コード RC300A)での反応も確認済みの装置です。
CryoStor | 2~8℃ 暗所 |
---|---|
BloodStor5-55 | 2~8℃ 暗所 |
BloodStor100 | 20~30℃ 暗所 |
HypoThermosol FRS | 2~8℃ 暗所 |
輸送は常温(季節によってはクール便)です。
メーカーでは、-20℃~37℃を複数回行き来しても、品質に代わりないことを検証済みです。
Blood Stor100は、DMSO100%で、DMSOは18℃で固体となりますので、周囲温度によって、BloodStor100の一部または全部が固体になることがあります。
メーカーでは、Blood Stor100が、固体と液体を複数回行き来しても、品質に変わりないことを検証済みです。
メーカー推奨保管温度は20~30℃です。輸送は常温(季節によってはクール便)です。
VisCheck SARS-CoV-2をご使用の際は、以下の点にご注意ください。
使用期限につきまして、以下のようになっています。また、製品に使用期限や製造日の記載はございません。
製品にLot番号の記載がありますので、以下の情報を元にご判断いただくか、またはLot番号を弊社のサポートデスクにご連絡頂ければ確認してお答え致します。
カタログ番号 | 品名 | 使用期限 |
---|---|---|
GSB4M51 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)濃縮タイプ8倍希釈用 | 製造後3年 |
GSB4M52 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)濃縮タイプ8倍希釈用 | |
GSB4M03 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)希釈済タイプ | |
GSB4M18 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)希釈済 スプレータイプ | |
GSB4M60 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)希釈済 フォームタイプ | |
GSB4M20 | バイオトロール(除菌・抗菌剤)サニタイジングワイプ | 製造後2年 |
(例1) LOT:092001A ⇒ 09(製造月) 20(2020年) 01A(メーカー管理番号)
2020年9月製造品のため、有効期限は2023年8月(3年)
(例2) LOT:092001 ⇒ 09(製造月) 20(2020年) 01(メーカー管理番号)
2020年9月製造品のため、有効期限は2023年8月(3年)
※但し、バイオトロール(除菌・抗菌剤)希釈済 スプレータイプ (カタログ番号: GSB4M18)は英国内充填製品のため、印字ロット番号での期限確認はできません。本製品の使用期限については、サポートデスクにお問い合わせいただければ確認の上お答えいたします。
ワイプには、製造年月日と時刻が表示されます。
(例) LOT:(1行目)3C25 ⇒ 3(2023年) C(製造月A~L) 25(日付)
(2行目)08:30 ⇒ 08:30(時間)
2023年3月25日製造品のため、有効期限は2025年3月24日(2年)
特に交換時期を定めていませんが、目安として1回の培養が終わったら(培養細胞の種類が変わった時に)、マイキャニスタ本体は、オートクレーブ滅菌を行い、フィルターは交換することをお奨めしています。
商品情報:マイキャニスタ
本体部分はエタノールへの耐性はあります。ただし、フィルター部分へのエタノールの噴霧はお奨めしません。
商品情報:マイキャニスタ
残念ながら、固定はできません。キャニスタ底面は、シリコンマットを使用し、シャーレなどがすべりにくい設計になっています。
商品情報:マイキャニスタ
フィルターはデュポン社のタイベック1073B(医療用グレード)を採用しており、高いバクテリアバリア性能を持っています。手術用器具やCPC用ガウンなど、無菌性を必要とする様々な現場で活用されています。
商品情報:マイキャニスタ
残念ながら、ロック機構はありません。
販売前にロック機構をつけたところ、閉める際にケースに振動が伝わり、シャーレなどの培養容器に伝播することを嫌うお客様が多いことがわかり、製品では省かれることとなりました。
商品情報:マイキャニスタ
数回であれば可能です。製造元で試験したところ、8回の実績があります。
滅菌の際は、下記に気をつけて使用してください。
・滅菌前に予めフィルターを外す(フィルターはオートクレーブできません。交換フィルターをご用意しています。)
・滅菌条件:121℃ 20分以内 水平または、垂直に固定する
商品情報:マイキャニスタ
WATERBAGの封止用チャックは、食品グレードの密閉性の高いものを採用しています。しかし注水時にチャック部が濡れたり、長期間変形ストレスがかかると、じわじわと漏れ出すことがあります。この問題を解決するには、2つの方法があります。
参考:Anylockを用いたWATERBAGのシーリング
/wp/wp-content/uploads/2017/04/Anylock_Sealing.pdf
Anylockのオートクレーブ耐性に関する検証報告
/wp/wp-content/uploads/2017/04/Anylock_Autoclaving.pdf
当製品に使用されているタイベック1073Bは医療用滅菌包材として、広く採用されています。1073Bは高い透湿性とバクテリアバリア性を備えており、万が一バッグ内の加湿水に菌が繁殖しても、バッグ内に封じ込めることができます。
WATERBAGに使用されているタイベック1073Bは、医療用滅菌包材として広く採用されています。
タイベックに関するデータは、製造元であるデュポンから公開されています。ここにはASTM(米国試験材料協会)の評価基準に基づいた各種試験結果をはじめ、様々な技術資料が公開されています。
参考:タイベック 医療用滅菌包材(デュポン社)
http://www.tyvek.co.jp/medical/
エタノール等の有機溶媒で噴霧・清拭はしないでください。タイベック部分(白い部分)が有機溶媒で濡れると、バッグ内の水が浸み出します。
バッグはガンマ線滅菌済ですが、エタノール噴霧消毒が必要な場合は、消毒後クリーンベンチ等で乾燥させてからご使用ください。
サーモサイエンティフィック社のフォーマCO₂インキュベーター モデル370(容量184L)を用いた検証では、1バッグで加湿バットとほぼ遜色ない結果でした。ただし本結果は全てのご利用環境での加湿能力を保証するものではありません。
サンプルも用意していますので、お持ちのインキュ ベーターでお試しください。
水を交換せず、注ぎ足して使用していたり、ご使用になる水のグレードなどによって出やすい場合があるようです。
茶色物質は、弊社の定性試験により、炭酸水素塩、ケイ酸化合物、および銀から成る物質であることが判明しています。
バクテリア等の微生物によるものではなく、また、銀や炭酸水素塩、ケイ酸化合物は空気中を伝播するものではありませんので、コンタミネーションリスクや細胞への影響はありません。
以上の理由から、茶色に変色した水をそのままご使用いただくことも可能ですが、気になる場合は通常通り水を交換してご使用ください。
オートクレーブ滅菌はできません。Ag⁺goods!のケース素材であるABS樹脂は、100℃程度で融解してしまいます。
一般的な産業廃棄物と同じです。外側は、プラスチック(ABS樹脂)で、中身は、僅かな銀とシリカ系の化合物なので、特別な処理は必要といたしません。
Ag⁺goods!使用後の水は水質汚濁防止法の範囲外となりますので、一般的な廃棄方法(下水への排水)でも問題ありません。
なお、水生生物への影響につきましては「全くない」とは言えませんが、本製品に配合されている各金属のイオン濃度は極微量であり、排水時において希釈分散された状態での、排水後の水生環境への影響度合いは非常に少ないと言えます。
未使用に限りますが、購入日から3年です。
ドアの開閉頻度、加湿バットの大きさ(水の量)の違いで、交換頻度は大きく変わりますが「1ヵ月程度」を基準に交換してください。 水の量が少ない(1L以下)程度や 頻繁にドアの開け閉めが多いと もっと交換頻度を上げた方がよいです。水が少ないと早い段階(数日~1週間程度)で 白い析出物がみられます。 この白い析出物は、商品仕様にて問題なく、ご使用の機器や培養細胞に悪影響を及ぼすことはございません。
使用可能温度は10~60℃です。
銀イオン自体は浮遊せず、加湿バットの中に残ります。浮遊して細胞に影響を与えるということはありません。
液体窒素への直接保存はお勧めしておりません。-80℃に1日以上置いて予備凍結を行った後、液体窒素へ保存してください。
申し訳ございませんが、現在のところ組成は公開しておりません。
細胞へのダメージを低下させるためです。DMSOは不凍液のため、溶液を凍結する際ゆっくりと温度を降下させ、細胞を傷つける原因にもなる「針状結晶」を形成しにくくします。
血清を含まないため、「生体由来の未知成分や感染物質が細胞に影響を及ぼすリスク」がありません。また、未知成分が入っていないため、製品のLot差が少なくなります。
セルメニティは、高生細胞率保護剤を含み、「無血清」でも「血清入り」と同等の細胞保護作用を発揮します。そのため、「血清入り」と同等の高い生存率を得ることが出来ます。
はい、10mLのサンプルをご用意しておりますので、ぜひご依頼ください。ご依頼はこちらからして頂けます。
はい、下記リンクの資料をご参照ください。
市販の凍結保存溶液で保存出来ている細胞は、問題なく保存が可能です。また、一般的なセルライン等の細胞も問題なく保存可能です。使用実績については商品詳細ページをご覧ください。