培養関連

インキュベーター選択ガイド~温度・CO2の制御方式

温度制御方式

ウォータージャケット方式:

チャンバー外壁と内壁の間の隔壁内に満たされた水を、ヒーターで温度制御を行う方法。古くから用いられた制御法で、今なおインキュベーターの制御方式の主流である。

メリット
保温効率が高く、温度安定性が良い
不測の停電が発生しても、すぐには温度が下がらない
デメリット
構造が複雑なため、若干高価
水の性質により、温度設定値を変えてもすぐに変わらない
Tip【こんな方にオススメ!】

長期培養にも最適な、きわめて安定した温度制御が必要、万が一の停電にも温度下降のリスクを最小限にしたい、実績に培われた信頼性が最も重要

エアージャケット方式(ダイレクトヒーティング):

チャンバーの各壁面に設置されたヒーターにより直接チャンバー内の温度制御を行う方式。これを活用し、チャンバー内を乾熱滅菌するなどの付加機能もあり。

メリット
構造が単純で、比較的安価
水を使わないので、設定値変更が速やかに行える
デメリット
不測の停電があると、短時間での温度低下が発生する
Tip【こんな方にオススメ!】

感染性サンプルなど、乾熱滅菌を用いて常にクリーンな状態で培養を始めたい、いろんな温度条件で培養がしたい、迅速な温度復帰性能を重視したい

CO2制御方式

T/Cセンサー(サーミスタ式):

TC(Thermal Conductor)の略。CO2を含む大気中の電気素子の電気抵抗値の変化により測定する方式。構造が単純で安価かつ、 古くから採用されており実績がある。

Tip【こんな方にオススメ!】

温度および湿度の設定を比較的一定の条件にて、CO2制御をされる場合

IRセンサー(赤外線式):

IR(Infra-red Radiation:赤外線)の略。CO2を含む大気中の赤外線の吸光度によって測定する方法。温度・湿度の変化に依存しないため正確だが、構造が複雑で比較的高価である。

Tip【こんな方にオススメ!】

温度および湿度の設定を頻繁に変更される場合

一目瞭然!卓上型から大型まで~
インキュベーター選択ガイド