製品紹介

Cytek® Muse® Micro セルアナライザー ~フローサイトメトリーを、もっとシンプルに、もっと手軽に

すべてのラボにフローサイトメトリーを

マイクロキャピラリー技術を搭載した初代モデルのフローサイトメトリーシステム「Cytek® Guava® Muse®セルアナライザー」を販売して以来、本システムは多くの研究室で簡便、低コストかつ高精度なフローサイトメトリー解析を可能にしてきました。その有用性は、これまでに報告された数千にのぼる文献からも明らかです。この実績をもとに新たに開発されたフローサイトメトリーシステムが「Cytek® Muse® Microセルアナライザー」です。初代モデルの利便性と性能をそのまま継承しつつ、488nmの青色レーザーを新たに搭載することで、より多様な蛍光色素に対応可能となり、解析の柔軟性と応用範囲がさらに広がりました。

Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、フォワードスキャッター(FSC)とサイドスキャッター(SSC)に加え、最大3種類の蛍光パラメータの検出が可能です。簡略化されたワークフロー、高い再現性、幅広いラボでの導入実績に基づいた使いやすさを兼ね備えています。本システムは、創薬、水質検査、バイオ医薬品、バイオプロセス管理といった多様な業界における測定・研究ニーズに対応できるよう設計されています。

※5パラメータ機能をご使用の際は、HDMI接続の外部モニター、USBキーボードおよびUSBマウスを別途ご用意ください。Bluetooth機器をご使用になる場合は、USB Bluetoothアダプターが必要です(動作保証外)。

洗練された細胞解析は、もはや特別な技術でも、複雑でも、高価でもありません。Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、最大5パラメータの解析が可能なコンパクトで使いやすいベンチトップ型装置であり、誰でも、どこでもフローサイトメトリーを活用できる時代を切り拓きます。
直感的なタッチスクリーンインターフェース、使いやすいソフトウェア、そして最適化された「Mix-and-Read」アッセイにより、フローサイトメトリー解析を大幅に簡素化・効率化します。

高度なマイクロキャピラリー技術:
高精度な容積式ポンプにより、正確かつ精密な細胞数の測定が可能、キャリブレーションビーズは不要です。
簡易化されたデータ取得と解析:
ユーザー定義のアッセイも、ガイドに沿って簡単に解析可能です。
使いやすいソフトウェアとタッチスクリーンインターフェース:
わずかな操作で迅速なセットアップとアッセイ解析を実現します。
コンパクト設計:
わずか20cm×25cmの設置面積で、性能はそのままに省スペースを実現します。
最適化済みのMuse®アッセイ:
プロトコールを簡素化し、迅速かつ手軽に結果を取得できます。
導入しやすい価格設計:
信頼性の高い解析を手頃な価格で提供し、様々なラボでの導入を可能にします。

 

導入しやすい価格で実現する洗練された細胞解析

Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、複雑なシステムに比べて、わずかなコストと労力、時間で高い定量性を実現します。小型化された蛍光検出系とマイクロキャピラリー技術を採用し、優れた精度と正確性、そして定量性を兼ね備えた細胞解析を提供するだけでなく、効率と信頼性の両面で従来法を凌駕します。0.5~60 μmの浮遊細胞および接着細胞に対応し、従来の解析手法と比べて精度と柔軟性に優れた、卓越した多用途性を発揮します。


検出性能を向上させる488nm励起レーザー

Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、小型化されたマイクロキャピラリーと光学系を採用しており、一般的なフローサイトメーターの10分の1の設置スペースで高性能な細胞解析を実現します。レーザーによる蛍光検出により1細胞ごとのイベントを解析し、最大3種類の蛍光パラメータに加えて、FSCおよびSSCの検出が可能です。


直感操作のタッチスクリーン画面

Cytek® Muse® Microセルアナライザーは直感的に操作できる タッチスクリーンインターフェースを搭載しており、フローサイトメトリーの専門知識がほとんどなくても、段階的な操作ガイドにより簡単にアッセイを実行できます。画面にはシン
プルな操作ガイドが表示され、サンプルの読み込みから設定の調整、 測定までを誘導し、わずか数ステップで正確な結果を得ることができます

 

「Mix-and-Read」アッセイによる効率的なワークフロー

使用頻度の高いアッセイを対象に、Cytek® Muse® Microセルアナライザーで高い信頼性と性能を発揮する最適化されたキットを開発・検証しました。細胞調製も簡略化されており、スムーズで迅速なサンプル準備が可能です。ソフトウェアの設定変更も最小限で済み、最適化されたMuse™アッセイではゲーティングパラメータや閾値が自動的に計算されます。結果はアプリケーションに応じたグラフ形式および統計情報で表示され、明確かつ一貫性のある解析が可能です。セットアップにかかる時間を短縮し、試薬の消費を最小限に抑えることで、コスト削減につながります。

Muse®アッセイの豊富なラインナップから目的に合った試薬を選ぶことも、独自のアッセイを実行して多様な細胞種で検証し、細胞生物学の多面的な側面を解析することも可能です。細胞計数、セルヘルス評価、シグナル伝達解析などを行うラボでは、Cytek® Muse® Microセルアナライザー によりプロセスを効率化し、全体の作業効率を向上させることができます。

最適化されたMuse®アッセイ

  • 細胞数カウント・生存率評価
  • DNA損傷
  • オートファジー
  • CD4・CD8・B細胞の表現型解析
  • 細胞増殖
  • アポトーシス/細胞ストレス
  • 細胞内シグナル伝達
  • 細胞周期解析

お手持ちの試薬での測定

  • 1〜3色の免疫表現型解析
  • 蛍光タンパク質の検出(GFP、RFPなど)
  • タンパク質発現解析
  • お手持ちの試薬による1〜3色アッセイ
  • その他多彩なアプリケーションに対応

※5パラメータ機能をご使用の際は、HDMI接続の外部モニター、USBキーボードおよびUSBマウスを別途ご用意ください。
Bluetooth機器をご使用になる場合は、USB Bluetoothアダプターが必要です(動作保証外)。


 

図1

Muse® Cell Count &Viability Kit

2種類のDNA結合色素の透過性の違いに基づいて、生細胞、死細胞、死に至る細胞の絶対数と生存率を明確に測定できます。

Muse® Cell Cycle Kit

DNA結合色素を用いて、DNA量に基づく細胞周期の各ステージを正確に解析できます。

Muse® Caspase 3/7 Kit

カスパーゼ3/7活性および死細胞染色に基づいて、アポトーシスを正確にモニタリングできます。

 

正確な細胞濃度の測定

Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、手動の血球計算盤や画像ベースの自動解析に比べて、高い正確性で細胞数をカウントします。血球計算盤による手動カウントでは、ヒューマンエラーやサンプル処理のばらつき、カウント精度の不安定さが生じやすく、測定結果の信頼性が低下する恐れがあります。また、画像ベースの自動解析では、細胞の重なりやデブリの影響によりカウントの精度が十分に得られないことがあります。

一方、Cytek® Muse® Microセルアナライザーは、高度な技術によりカウント処理を自動化し、ヒューマンエラーを最小限に抑えることで、常に一貫性のある再現性の高い結果を提供します。この優れた測定精度は、セルヘルス評価や免疫表現型解析など、信頼性と精密さが求められるアプリケーションにおいて特に効果を発揮します。

図2

図2:複数の細胞種(MCF-7、K562、HB、CHO-K1、Jurkat)を3つの方法でカウントし、その平均値から「理論細胞濃度」を算出しました。各プロットは3回の測定の平均を示し、各方法のデータには線形回帰解析を適用しています。Cytek® Muse® Microセルアナライザーで得られた濃度値は、理論細胞濃度との相関係数および傾きが最も高く、優れた測定精度を示しました。

 

Cytek® Muse® Microセルアナライザーの特長

使用細胞濃度 10,000~1,000,000個/mL
サンプル
フォーマット
  • シングルローダー方式:1サンプルあたり2分未満で処理
  • 測定時にサンプルボリュームと取得イベント数の指定可能
  • 外部ビーズを使用せずに絶対数カウント可能
細胞タイプ 同種・異種細胞、浮遊細胞、接着細胞、初代培養細胞または培養細胞
細胞サイズ 直径 0.5~60 μm に対応
データ処理 装置上で解析を実行可能。グラフ、PDFファイル、CSVファイル、rawデータファイルはUSBまたはネットワーク経由でエクスポート可能

 

お手持ちの試薬を用いる場合のソフトウェア

最大2色の測定に対応したオープンモジュール

Cytek® Muse® Microセルアナライザー(5チャネル)には、Muse®アッセイ用の標準ソフトウェアに加えて2種類のオープンモジュールが搭載されるため、お手持ちの試薬を用いて最大2色(黄色および赤色蛍光)のアッセイを行えます。
ガイド付きのシンプルなソフトウェア操作はそのままに柔軟な2色測定を行えるため、細胞外マーカーや細胞内分子の検出、赤色蛍光タンパク質の発現、トランスフェクション効率の評価など、幅広い応用解析が可能になります。

図3A

図3B

図3:Muse® Open Module Redを使用して実施した実験例を示します。血液コントロールをCD3-PE-Cy5およびCD8-PE標識抗体で染色し洗浄工程を行わずにそのまま溶血処理を行いました。データは A)ヒストグラム または B)2色ドットプロットとして表示可能で、各細胞集団の絶対数、割合、平均蛍光強度(MFI)などの統計情報を確認できます。

 

最大5パラメータに対応したInCyte™ソフトウェアによる
ユーザー定義アッセイ

Cytek® Muse® Microセルアナライザー(5チャネル)にはInCyte™ソフトウェアも搭載されます。本ソフトウェアにより、GFP(緑色蛍光タンパク質)の解析を含む複数のセルヘルスマーカーの同時評価が可能になります。FSCおよびSSCと3種類のマーカーを用いたヒトおよびマウスの免疫表現型解析にも対応しており、リファレンスビーズを各細胞に追加せずに蛍光強度、割合、絶対数を取得できます。
SSCの活用により、細胞周期解析の精度向上やダブレット、デブリとの識別性の改善が図られ、小粒子の解析においても有用です。さらに最大5パラメータまでのオープンな解析にも対応しており、柔軟で高度な測定を実現します。

図4

図4:InCyte™ソフトウェアでは、5パラメータ全てを直感的なインターフェースで評価でき、目的に応じた統計情報を簡単に確認できます。
ここでは、Cytek® Muse® Microセルアナライザー(5チャネル)による測定例を示します。血液コントロールをCD45-FITC、CD4-PE、CD3-PE-Cy5標識抗体で染色し、洗浄工程を行わずに溶血処理を行いました。ドットプロットにはゲーティングオプションが表示され、各細胞集団の絶対数、割合、MFIが統計的に示されます。全てのアッセイデータはFCS、CSV、PDF形式でエクスポート可能です。

幅広いアッセイに対応

図5:
A)GFP BrightComp eBeads™を用いたInCyte™ソフトウェアでの解析により、GFPの広範な発現レベルを検出する能力が確認されました。

B)THP1-ASC-GFP細胞株を用い、休止状態(灰色)およびLPSで刺激した状態(緑)でGFPの発現を比較評価しました。

C)Jurkat細胞を対象に、IgG1-PE(アイソタイプコントロール)およびCD45-PE抗体を低濃度・高濃度で染色し、Open Module Yellowで取得しました。

D)ヒト末梢血単核球(PBMC)を CD3-PE-Cy5、CD4-PE、CD8-FITC の各抗体で染色し、InCyte™ソフトウェアで解析しました。

※5パラメータ機能をご使用の際は、HDMI接続の外部モニター、USBキーボードおよびUSBマウスを別途ご用意ください。Bluetooth機器をご使用になる場合は、USB Bluetoothアダプターが必要です(動作保証外)。