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製品情報

近年の再生医療や細胞治療ニーズの高まりにより、本来研究用途であったCO₂インキュベーターが生産目的で運用される事例が増えつつあります。　しかし、現状の製品は特定細胞加工施設（CPC/CPF）における、GMPやGCTP省令ベースでの運用に最適化されているとは言えません。弊社は長年の経験と知見に基づき、生産性と信頼性、管理コストの低減といった要求を満たす「細胞生産のための装置」としてのCO₂インキュベーターを開発いたしました。

• 培養細胞の生産に特化した製造モデル
  チャンバー容量は870Lと業界最大クラス。一般的な180Lクラスの5倍の収納力を誇ります。
• 多段型フラスコを用いた製造に最適
  要求の多いCellSTACK(Corning)やCell Factory(Thermo)といった多段型フラスコの大量培養にも最適です。10段容器を最大30個(棚板1枚に6個)収納することができます。
• 環境変化を低減するセパレート型ガラスドア
  大型インキュベーターの課題は、ドア開閉による培養環境の変化です。NeXCell P870は分割ドアを採用し、環境変化を最小限に抑えます。ご要望に合わせ、2ドアまたは5ドアタイプを選択していただくことが可能です。
• 培養環境をISOクラス5清浄度に維持
  チャンバー内上部に、過酢酸除染に強い低圧損型PTFE HEPAフィルターを装備。ドア開閉後15分以内にISOクラス5の清浄度に到達します。
• 強化棚板による優れた水準
  棚板はステンレス製(SUS304)で、最大40kgの荷重でもゆがみやたわみがなく対応できる強化棚板です。
• 7インチカラータッチスクリーン
  視認性の高い7インチ液晶画面から、各種設定だけでなく、制御パラメーターのトレンドグラフ表示、イベントログ確認など、全ての機能を統括管理することができます。
• アクセスポートを2ヶ所所搭載
  φ30mmアクセスポートを左右両面に2ヶ所ご用意しています。スターラーやシェーカーを用いた浮遊系細胞の培養も可能です。
• チャンバー内を確認できるフロントウィンドウ
  外扉には結露防止ヒーター付きガラス窓をご用意しています。ドアを開けることなく、チャンバー内を確認することができます。