特集記事
当研究室では、タンパク質の翻訳後修飾の一種である
N-結合型糖鎖修飾を精密に制御する化合物を探索し、合成から構造展開、そして生物活性の評価まで一貫して行っています。
このアプローチにより、がん、細胞老化、ウイルス感染症といった多様な疾患を標的とする新しい創薬の可能性を追求しています。
■がん研究
ヒトがん細胞スフェロイド(三次元培養)を用いて、化合物の生物活性を評価しています。スフェロイドは厚みがあるため撮影設定に習熟が必要ですが、Rebelの自動調整機能により短時間で適切な画像を取得できました。正立・倒立の両観察が容易で、上面と底面の同時観察にも有用でした。
■細胞遊走研究
ヒト正常細胞の遊走距離および面積をスクラッチアッセイで定量的に評価しました。付属ソフトウェアは直感的に操作でき、指一本で距離と面積を測定可能でした。撮影データと解析結果はAirDropで迅速に共有できました。
ヒト卵巣がん由来細胞(OVCAR-3) | |
検体・サンプル: | ヒト卵巣がん由来細胞(OVCAR-3) |
詳細: | 96ウェルプレートで培養したOVCAR-3細胞のスフェロイド |
顕微鏡: | 倒立顕微鏡 |
対物レンズ: | 4X Plan Achromat Phase, 0.17 | N.A. 0.13 | WD 17mm |
消耗品: | 96ウェル平底プレート |
補足: | ウェル内でスフェロイドが形成された後の画像 |
ヒト卵巣がん由来細胞(OVCAR-3) | |
検体・サンプル: | ヒト卵巣がん由来細胞(OVCAR-3) |
詳細: | 化合物によりスフェロイド形成が阻害されたOVCAR-3細胞 |
顕微鏡: | 倒立顕微鏡 |
対物レンズ: | 4X Plan Achromat Phase, 0.17 | N.A. 0.13 | WD 17mm |
消耗品: | 96ウェル平底プレート |
補足: | 化合物添加により、スフェロイド形成ができないOVCAR-3細胞の画像 |
ヒト表皮角化細胞(HaCat) | |
検体・サンプル: | ヒト表皮角化細胞(HaCat) |
詳細: | 96穴プレートで創傷ギャップをいれたHaCat細胞の細胞シート |
顕微鏡: | 倒立顕微鏡 |
対物レンズ: | 4X Plan Achromat Phase, 0.17 | N.A. 0.13 | WD 17mm |
消耗品: | 96ウェル平底プレート |
*本評価は、機器モニター企画にご協力いただいたお客様からのご意見です(プロモーションを含みます)。