特集記事

ECHO社 顕微鏡 Rebel モニター結果 
~ 京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学講座様 ~

1.研究室およびご研究内容のご紹介

皮膚は「全身の鏡」であり、多くの内臓疾患と密接に関係しています。
皮膚科が対象とする疾患は多岐にわたり、免疫・アレルギー疾患、自己免疫疾患、遺伝性疾患、感染症、角化症、良性および悪性腫瘍、付属器疾患、膠原病、色素異常症、美容領域、さらには加齢に伴う変化まで含まれます。
私たちは、これらの皮膚疾患に対して、単なる視診にとどまらず、病理組織検査や画像検査などの多角的な情報をもとに、正確な診断と包括的な治療を行なっています。
例えば、顕微鏡を用いた検査では、病変部から採取した角質を観察することで、真菌(カビ)の感染が疑われる「みずむし(浅在性皮膚白癬菌感染症)」などの診断が可能です。菌糸や胞子を直接確認することで、迅速かつ的確な診断が行えます。


京都大学大学院
医学研究科 皮膚科学講座
椛島 健治 教授

ラボ風景

2.Rebelを使用してみて良かった点、役に立った点

顕微鏡検査では、Rebelを用いることで、患者さんご自身にも真菌(菌糸や胞子)を実際にご覧いただきながら説明を行うことができました。
可視化された情報は、疾患への理解と治療意欲の向上につながるだけでなく、診療の信頼性を高める一助となると感じました。
 
また、医学部学生にとっても、病原体を直接観察する体験は、皮膚科診療の理解を深める貴重な教育機会となりました。

3.Rebelによる撮影画像

皮膚顕微鏡検査(皮膚カンジダ症)
検体・サンプル: ヒト皮膚角質層のカンジダ菌
詳細: 無染色・KOH直接鏡検
顕微鏡: 正立顕微鏡
対物レンズ: 20X,
Plan Achromat Phase, LWD | N.A. 0.40 | WD 7.9mm
消耗品: スライドガラス、カバーグラス、KOH溶液
皮膚顕微鏡検査(皮膚カンジダ症の拡大像)
検体・サンプル: ヒト皮膚角質層のカンジダ菌
詳細: 無染色・KOH直接鏡検
顕微鏡: 正立顕微鏡
対物レンズ: 10X,
Plan Achromat Phase, 0.17| N.A. 0.25 | WD 10.8mm
消耗品: スライドガラス、カバーグラス、KOH溶液
補足: デジタルズーム(x2)後の撮影

 

*本評価は、機器モニター企画にご協力いただいたお客様からのご意見です(プロモーションを含みます)。