コールドチェーン
CoolBox(クールボックス) アイスフリー冷却システムは、氷や電気・電池を使用せずにサンプルを冷却・凍結できる画期的な研究用アクセサリーです。
CoolBox システムは多様な種類のサンプルや温度レンジに対応しており、CoolRack やCoolSink 熱伝導ブロックと組み合わせ、遠沈管、クライオチューブ、PCR チューブ・PCR プレート、マイクロプレートに対応します。またCoolBox システムは、ドライアイスと一緒に使用することで、バクテリアやウイルス、蛋白質用の小型凍結ステーションとして使用することができます。
サンプルを氷で直接冷却 これは再現性に乏しい方法です。氷の隙間の空気が絶縁体となり、サンプル毎の温度にバラつきが生じる可能性が高いからです。また、チューブが沈んでしまったり、汚染の可能性を伴います。 |
CoolRackと氷で冷却 再現性のある方法で、熱伝導ブロックが速やかに氷の温度に達するため、全サンプルを同温度に維持します。チューブが氷に直接触れず安全ですが、時間が経つと氷が解けブロックごと沈む可能性があります。 |
CoolBox XT システム 再現性のある方法で、何度も再利用ができる冷却コアにより、最大16 時間( フタ閉時)まで温度を一定に維持できます。氷や電池・電気などは一切不要です。 |
CoolBox システムは、ベース、冷却コア、フタで構成されています。CoolBox XTには、マグネット式のカラー( スペーサー) と、温度を視覚的に確認することができる温度インジケーター(1 ~8℃)も付属しています。CoolBox は冷却コア上にサンプル用ブロックを置けるようにデザインされています。冷却コアは-20℃フリーザーで12 時間以上事前に冷却してください。 |
CoolBox XT/2XT の冷却温度維持時間 |
CoolBox XT システムと冷却コアを使用した場合の温度データ。フタを開けた状態で最大10 時間、フタを閉めた状態で 最大16 時間の冷却維持が可能です。 |
CoolBox XT/2XT | XT Starter | |
---|---|---|
チューブ冷却 | ○ | ○ |
プレート冷却 | ○ | ○ |
カラー (スペーサー) | ○ | × |
カラーバリエーション | 4色 | 紫 |
0.5~4℃冷却 | 10時間 (16時間) | 4時間 |
0℃以下冷却 | 5時間 (8時間) | - |
ドライアイス200mL | 4時間 (5時間) | - |