製品紹介
Ai-genmix2.0システムは、清浄度の高いエリアで、より安全に運用するというニーズに対応した、PLC※を搭載しないコンパクトな自動培養システムとして開発されました。培養容器内に攪拌翼のない無剪断攪拌システムは、細胞にストレスを与えることなく、安全に、かつ大量に、高品質な細胞を増殖させることが可能です。高い増殖能力や分化能力の再現性を実現し、産生物の安定供給と低コスト化を目指します。
※PLC(Programmable Logic Controller:プログラマブルロジックコントローラ)
標準の自動運転プログラムを搭載しており、タブレット端末から各種運転設定、予約、運転履歴の保存・エクスポートが可能です。
衛生的でコンパクトな設計により、クリーンルームへ実装しやすい構成です。ステンレスボディには抗菌性のある処理を施しています。
大阪サニタリー株式会社では創業以来50年、食品業界で培ってきた「ナマモノ製造を産業化するサニタリー製造技術」によって、ヒト幹細胞をはじめ再生医療等製品の、より安心安全な製造技術を、神奈川県と共に開発しています。共同プロジェクトにおける、過去3年間に渡る膨大な培養試験データベースから導き出した、他に例を見ない、独自の培養プロトコルと挙動パターンの発見により、最終的に500mLの培地にて約10日間で1x108個(1億個)の増殖を実現しています。(ADSC、BMSC)
細胞にストレスを与えることなく、安全にかつ大量に細胞を増やすことができる培養システムの開発とその応用。
浮遊培養法による各種細胞の安全で安定した大量培養を実現し、生成物の安定供給と低コスト化を目指す。
MSC(間葉系幹細胞)は多能性があり間葉系に属する細胞へ分化能をもつ >> 再生医療へ応用
独自開発の培養法と制御法(SCRTA System)により、培養プロセスを可能な限り自動化させ、工業生産の歩留まりを著しく向上させることが可能となります。
株式会社サイフューズでは本製品を使用し、ヒト肝臓細胞を用いたスフェロイド作製および、このスフェロイドから構成される人ヒ3Dミニ肝臓の培養を行っています。
本製品を使用することにより、ヒト3Dミニ肝臓の機能を高めることに成功しました。
※クリックすると図が拡大します。
共同開発した画期的な撹拌システムとサイフューズの「バイオ3Dプランタ」から様々な分野で3D細胞製品を生み出します。
新製品「ヒト3Dミニ肝臓」がこれまでにない創業分野での評価を可能にします。
2022年秋頃販売予定
オルソリバース株式会社の足場と大阪サニタリー株式会社の培養装置(Ai-genmix)を組み合わせることで新規の大量培養システムの開発を目指しています。
主に間葉系幹細胞を用いて、装置の撹拌条件や増殖した細胞の特性に関する評価を行っています。