安全キャビネット・クリーンベンチ新型コロナウイルス関連記事

ESCO社 安全キャビネット メンテナンスサービスについて

定期点検は実施していますか?

バイオハザード対策用クラスIIキャビネットには定期点検が必要です。
「感染症の予防及び感染症の患者に呈する医療に関する法律」の改正(平成19年6月1日)により1~3種病原体使用施設は1年に1回以上、4種病原体使用施設は定期的に点検を行うことが義務付けられています。

除染 (ホルマリンガス除染) (二酸化塩素除染)

二酸化塩素ガス発生
二酸化塩素ガス分解

病原菌で汚染されたキャビネットの定期点検を行う際は、事前に除染を行います。

フィルタ交換

フィルタ交換
使用前(左)・使用後(右)

安全キャビネットの性能維持のため、定期的にフィルタ交換が必要です。
(使用頻度や設置環境により異なりますが、おおむね3~5年に1回の交換が必要です)

性能検査

風速測定
フィルター透過率検査

安全キャビネットに求められる性能を規格に基づいて検査します。
(NSF/ANSI49、JIS K3800等)
・風速検査(吹出し風速・流入風速)
フィルター透過率検査

報告書提出



検査結果の報告書を提出いたします。
ご要望に応じてGMP・GLP書類にも対応可能です。
(別途費用が必要です)

新提案|二酸化塩素 除染サービス(NSF/ANSI49掲載)

平成20年の特定化学物質障害予防規則(特化則)改定以降、ホルムアルデヒドガスの発がん性が指摘され、安全キャビネット点検を行う上でのホルマリン除染工程も大きな問題となっていました。しかし、二酸化塩素による除染が、その問題を解決します。

メリット1【安全性】

ホルマリン除染では、発がん性や残留性などが懸念されています。
二酸化塩素は発がん性物質ではなく、分解も容易であり残留毒性の心配が少ない安全性の高い除染方法です。

メリット2【除染時間わずか1時間】

ホルマリン除染では除染時間に12時間以上を要し、点検作業を含めると最低2日間必要です。二酸化塩素除染では除染時間はわずか1時間ですので、1日で点検作業まで終了することも可能です。(※実施台数によっては2日以上かかる場合もあります)

二酸化塩素除染の優位点

①二酸化塩素濃度 常時測定
二酸化塩素ガスは酸化剤のため、過剰に充満させると錆が発生します。二酸化塩素除染はガスをキャビネット内部で発生させず外部から必要な分だけを投入します。
さらに、二酸化塩素ガス濃度系でガス濃度を常時監視することで、低腐食・短時間で適切な除染を行います。

②排気経路が無くても実施可能
ホルマリン除染の場合、除染後にアンモニアによる中和処理を行います。ただし、中和後も有害な残留ガスの排気経路の確保が必須でした。
しかし二酸化塩素除染の場合、ガス処理が容易なため排気が確保できなくても実施可能です。

 

定期点検リーフレット(PDF)

※定期点検の対応はESCO社や弊社が販売する安全キャビネットに限ります。