製品紹介
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Auroraの革新的なテクノロジーは数多くのアプリケーションを実行可能にします。100mWの405nmレーザーと高感度バイオレットサイドスキャッター検出器によって、200nmに迫る粒子分解能をもたらします。Auroraを使用することで多彩な微小粒子解析アプリケーションが実行可能となります。
Cytek社のフローサイトメーター、Northern Lightsは、革新的な技術により、通常ははるかに高額なシステムでのみ可能な機能が使用できます。100mWの405nmレーザー搭載システム(構成によっては非搭載)では、高感度のバイオレットサイドスキャッター検出器を搭載しており、100nmに近いサイズの粒子を分析することができます。Northern Lightsは、様々な微小粒子アプリケーションへの扉を開きます。
ソフトウェアの自家蛍光抽出ツールは、高い自家蛍光を持つサンプルを含む困難なアプリケーションに新たなレベルの分解能をもたらします。
外被糖タンパク質にsuperfolder GFP (sfGFP)を発現するように遺伝子操作したマウス白血病ウイルス (MLV-124 nm ±14 nm) を測定した例です。
すべてのサンプルは3レーザーAuroraで測定し、violet SSC でスレッシュホールドを掛けています。
ViroFlow Technologies (www.viroflowtechnologies.com)が供給するウイルスを使用しました。
データ解析にはDe Novo™ Software社製FCS Express 6を用いました。
1300nmから110nmのビーズ混合体であるApogeeMix(Apogee Flow Systems)をAuroraで測定した例です。最小サイズの粒子もバックグラウンドより高く容易に識別可能です。
データ解析にはDe Novo™ Software社製FCS Express 6を用いました。
ソフトウェアの自家蛍光抽出ツールは、高い自家蛍光を持つサンプルを含む困難なアプリケーションに新たなレベルの分解能をもたらします。
ヒトU937細胞を用いたPrimeFlow™ RNAアッセイを実施しました。 Alexa Fluor® 488によりラベリングしたHMBS mRNAをNorthern Lightsで測定し、低発現(10コピー以下/細胞)の検出性をSpectroFlo®ソフトウェアによる自家蛍光差分無しと有りのデータ間で比較しました。
CRISPR-Cas9でmCherryレポーターを形質転換したHeLa細胞を測定しました。ノックインした内在性プロモーターにより、mCherryは発現します。蛍光タンパク質の導入細胞はCRISPR-Cas9処理32時間後に4レーザーのAuroraを用い測定しました。自家蛍光の差分機能を使用することで解像度が向上しています。
サンプル提供元 Malte Paulsen, Flow Cytometry and Cell Sorting Facility, EMBL
いくつかの蛍光タンパク質や蛍光色素の組み合わせでは蛍光スペクトラムのオーバーラップが大きいため(Figure 1, 4, 7, 10)、従来のフローサイトメトリー技術では識別が困難です。Aurora/Northern Lightsは全レーザーの全蛍光波⻑スペクトラムシグネチャーを利用することでこの問題を解消し、共発現を含む集団が識別可能になります(Figure 2, 3, 5, 6, 8, 9, 11, 12)。
UVレーザーと64chの検出器を搭載した5レーザーAuroraは35色を超えるマルチプレックスアッセイを実現します。
UVレーザーを搭載することでAuroraの性能が次のレベルまで引き上げられます。
35色パネルの例
ヒト末梢血単核球を染色、洗浄したものを5レーザーAuroraで測定しました。
UV | Violet | Blue | Yellow Green | Red | |||||
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Specificity | Fluorochrome | Specificity | Fluorochrome | Specificity | Fluorochrome | Specificity | Fluorochrome | Specificity | Fluorochrome |
CD45RA | BD Horizon™ BUV395 | PD-1 | BV421 | CD86 | BB515 | CD335 | PE | CD27 | APC |
CD16 | BD Horizon™ BUV496 | CD123 | Super Bright 436 | CD57 | FITC | CD4 | CF®568 | CD33 | Alexa Fluor 647 |
CD14 | BD Horizon™ BUV563 | CD161 | eFluor 450 | CD19 | CF®514 | CD24 | PE/Dazzle 594 | CD127 | APC-R700 |
CD11c | BD Horizon™ BUV661 | IgD | BV480 | CD45 | PerCP | CD95 | PE-Cy5 | CD38 | APC-eFluor 780 |
CD56 | BD Horizon™ BUV737 | CD3 | BV510 | CD11b | PerCP-Cy5.5 | CD25 | PE-Cy7 | ||
CD45RO | BD Horizon™ BUV805 | CD20 | Pacific Orange | TCR γδ | PerCP-eFluor 710 | ||||
Dead Cells | LIVE/DEAD™ Blue | HLA DR | BV570 | ||||||
CD28 | BV605 | ||||||||
CXCR3 | BV650 | ||||||||
CCR6 | BV711 | ||||||||
CXCR5 | BV750 | ||||||||
CCR7 | BV785 | ||||||||
CD8 | Qdot 800 |
LIVE/DEAD™はThermo Fisher Scientificの商標です。
CF®はBiotiumの商標です。
35色パネルをOMIQソフトウェア(www.omiq.ai)を用いt-SNE解析した結果。ダブレット除去、死細胞除去済のCD45陽性細胞を解析。t-SNE解析にあたり、スケーリングを最適化した全ドナーのデーターをGPU t-SNEアルゴリズムを用いて解析しました(上段)。矢印で示した細胞集団は、ドナー1でのみ見られました。クラスタリング解析はFlowSOMで行い、GPU t-SNEで図示しました。中段と下段はドナー1のCD3+/CD4+/CD57±/PD-1±/CD45RO+/CD95±/CD56±/CD45RA-/CCR7-/CD27-発現情報で着色したものです。
スペクトルサイトメーターによって、さまざま可能性の扉が開かれます。Northern Lightsを使用することで1もしくは2レーザーという少ないレーザー数のフローサイトメーターで複雑なマルチカラー実験が可能となります。 独自の光学システムにより、解像度を犠牲にすることなく、蛍光波長がオーバーラップした色素の併用が可能となり、色素選択の柔軟性が向上します。フィルターを組み替えることなく、すべてのアプリケーションに同一の構成が使用できるため実験セットアップの時間を節約し、実験エラーの可能性を最小限に抑えます。
末梢血単核細胞(PBMC)を解凍、染色、洗浄し、1レーザーNorthern Lightnsで測定しました。このブルーレーザー励起9色色素パネルでは、単球およびいくつかのCD4陽性T細胞およびCD8陽性T細胞サブセットが容易に同定できました。 このアッセイで測定したマーカーおよび蛍光色素を以下の表に例示します。
SPECIFICITY | FLUOROCHROME |
---|---|
CD45RA | Alexa Fluor® 488 |
CD3 | Alexa Fluor® 532 |
CD25 | PE |
CCR7 | PE/Dazzle™ 594 |
CD4 | PE-Cy™5 |
CD45 | PerCP-Cy™5.5 |
CD8 | BD Horizon™ BB700 |
CD14 | PerCP-eFluor® 710 |
CD127 | PE-Cy™7 |
Aurora/Northern Lightsの光学設計とSpectroFlo®ソフトウェアのUnmix機能を組み合わせることで、幅広い蛍光色素の選択、パネルの作成、フィルターの交換を必要としない簡単な機器セットアップが可能になります。3レーザー構成のNorthern Lightsは、幅広いアプリケーションに適したマルチパラメトリックデータを提供します。ヒト末梢血中の循環細胞サブセットを同定するために設計された24色パネル中のマーカーおよび蛍光色素を以下の表に例示します。
SPECIFICITY | FLUOROCHROME |
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CCR7 | Brilliant Violet 421™ |
CD19 | Super Bright 436 |
CD16 | eFluor® 450 |
TCR γ/δ | BD Horizon™ BV480 |
CD14 | Brilliant Violet 510™ |
CD8 | Brilliant Violet 570™ |
CD1c | Brilliant Violet 605™ |
PD-1 | Brilliant Violet 650™ |
CD56 | Brilliant Violet 711™ |
CD4 | Brilliant Violet 750™ |
CD28 | Brilliant Violet 785™ |
SPECIFICITY | FLUOROCHROME |
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CD11c | BD Horizon™ BB515 |
CD45RA | Alexa Fluor® 488 |
CD3 | Alexa Fluor® 532 |
CD25 | PE |
IgD | PE/Dazzle™ 594 |
CD95 | PE-Cy™5 |
CD11b | PerCP-Cy™5.5 |
CD38 | PerCP-eFluor® 710 |
CD57 | PE-Cy™7 |
SPECIFICITY | FLUOROCHROME |
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CD27 | APC |
CD123 | Alexa Fluor®647 |
CD127 | BD Horizon™ APC R700 |
HLA DR | APC/Fire™ 750 |
‐ 24色パネルにはオーバーラップする蛍光色素が数多く含まれています
APC/Fire™ and PE/Dazzle™はBioLegend,Inc.所有の商標です。
Brilliant Violet™ はSirigen Group Ltd.の商標です。
BD Horizon™ とBrilliant Blue (BB) はBD Biosciencesの商標です。
Alexa Fluor®、 eFluor®、Super BrightはThermo Fisher Scientificの商標です。
Cy® and CyDye®はGE Healthcareの登録商標です。
Allophycocyanin (APC) conjugates: US Patent No. 5,714,386
PE-Cy7: US Patent Number 4,542,104.
APC-Cy7: US Patent Number 5,714,386.
商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
実験目的に最適化したプリセット、あるいはカスタマイズした条件設定が可能です。AMSはAurora/Northern Lightsに組み込み、シームレスに実験ワークフローを実⾏できるようにデザインされており、使い易くかつ低キャリーオーバー、低デッドボリュームな実験環境を提供します。
‐ すばやく、簡単に
‐ 3段階のスループットモード
‐ カスタマイズモード
SpectroFlo®はQCから解析までを簡単に実⾏出来る直感的なワークフローツールを備えております。
QC and Setup
日次QCを実行することで装置のパフォーマンスをモニター可能
Extra Tools
異なる実験のコントロールを用いたデータのUnmixや仮想フィルターの適用が可能
Library
実験テンプレート、ワークシートテンプレート、蛍光色素情報、QC情報などの追加、削除が可能
Preferences
デフォルトプロットサイズ、文字サイズとフォント、ゲート色、プリントアウト、統計テーブルなどの変更が可能
Users
ユーザー管理が可能
Acquisition
Acquisitionメニューから3ステップで新たな実験を開始可能です。
Step1: Experimentの作成
蛍光色素選択、ラベル⼊⼒、チューブ、ワークシート、測定終了条件をワークフローに従い設定しExperimentを作成します。
Step2: 測定
サンプルの測定を行います
Step3: データのUnmix
リファレンスコントロールスペクトラムを用いた独⾃のUnmixウィザードでビジュアライズします。