e-BLOT Touch Imager

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コンパクトかつ高感度な化学発光イメージャー

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e-BLOT Touch Imagerは、シンプルかつ簡単な操作で化学発光イメージングを行うことが可能です。革新的な化学発光イメージングテクノロジーにより、高感度な化学発光のメリットを最大限に活用することで、冷却CCDイメージングの様々な問題を克服しています。また、イメージング感度や定量範囲・効率を大きく向上しました。

対応アプリケーション

  1. ウェスタンブロット
  2. サザンブロット
  3. ノーザンブロット

e-BLOTのメリット

  • コンパクトなサイズ、シンプルな設計
  • 冷却CCDに比べて2桁超の感度
  • 冷却CCDに比べて定量範囲が2桁超
  • 数秒以内の露光時間で>95%のサンプルの画像取得が可能
  • 画像の取得から解析まで行えるオールインワンソフトウェア

タンパク質定量技術であるウェスタンブロッティングは、タンパク質発現研究においてはゴールドスタンダードであり、分子生物学的研究においては必須の実験です。しかし、ウェスタンブロットの技術的な発展は極めて緩やかで、特に画像検出技術に関しては20年以上にわたり、新たな技術開発が行われてきませんでした。

初期のイメージング技術であるDAB比色法は、感度や定量範囲の低さから採用されなくなっていきました。
後に、化学発光技術が生まれました。化学発光技術には、X線フィルム方式と、冷却CCDイメージングがあります。

  • X線フィルム方式の特徴は、定量範囲が限られており、正確な定量が不可能なため、徐々に消えつつあります。
  • 現在では、冷却CCDイメージングがよく使われています。しかし、イメージングにレンズを使用するこの方法では、イメージングの距離が極めて長くなります。また、感光が小さいため、イメージングの感度がフィルムよりも低い場合があります。定量範囲も限られるため、近年の研究で求められる定量範囲を満たすことができないこともあります。

ウェスタンブロットのイメージングに、蛍光イメージングを利用する試みもありますが、蛍光バックグラウンドがフィルムの感光に干渉し、また化学発光法と比べて感度が低いため、あまり使用されていません。

e-BLOTの革新的な化学発光イメージング技術は、高感度な化学発光のメリットを最大限活用することで、冷却CCDイメージングに見られる様々な問題を克服し、イメージングの感度を向上しています。

新しいテクノロジーでより信頼性のある試験デザインが可能に


革新的なタッチイメージング

接触化学発光イメージングは、レンズのないイメージングプロセスです。サンプルを感光チップに直接接触させるため、イメージングは1秒で完了します。さらに、センサーチップの範囲は従来の冷却CCDイメージング130倍であり、各ピクセルのサイズエリアも400倍以上に増加しています。

この先進的なテクノロジーにより、冷却CCDカメラの様々な課題を解決することができます。

  • メンブレンは直接感光チップに接触し、全てのシグナルはロスなく捕捉されます。これにより、感度やイメージングのスピードが大きく向上しています。
  • 高感度の大型感光チップにより、感度やイメージングのスピードを向上しています。
  • ピクセル数が多く、定量レンジが飛躍的に向上しています。これにより、サンプルの正確な定量が可能です。
  • イメージングにレンズを使用しないため、レンズによって引き起こされる画像の歪みがなく、正確な結果が得られます。

高い感度

X線フィルムや冷却CCDによるウェスタンブロットのイメージングシステムは、サンプルのシグナルが弱い場合には検出できない可能性がありますが、e-BLOTのTouch Imager の高感度感光チップでは、弱いシグナルも見逃さず検出が可能です。

露光レベルの調節が可能なため、弱いシグナルを拾いつつ、強いシグナルの強度を抑えることで、正確なデータが得られます。測定の失敗により、サンプルを何度も調製したり、画像を撮影しなおす必要もありません。

明瞭なシグナル画像

高感度の感光チップには強力なセンサーが搭載されており、X線フィルムやCCDカメラでは見逃してしまうような微かなシグナルも全て1枚の画像で撮影することができます。

シグナルの変動も画像に表示されるため、タンパク質量が少ない場合でもデータが得られます。



幅広いダイナミックレンジ

画像の撮影は、サンプルとの距離をとらず、直接接触して行うため、CCDカメラによる撮影よりも広いダイナミックレンジを実現しています。

この広いダイナミックレンジにより、サンプルから得られる詳細な情報が正確に記録され、また様々なバンドを正確に表示することができます。

測定時間の短縮

高感度の感光チップや広いダイナミックレンジにより、サンプルの95%は1秒の露光時間で画像の撮影が完了します。

設定に基づいて正確な画像が得られるため、撮影の失敗などによる再実験の必要がなく、時間を大幅に節約することができます。また、画像の編集や分析も可能です。



使いやすい

画像撮影のプロセスはシンプルで、誰でも簡単に使用できます。

サンプルを装置に載せ、ボタンを押すだけで、画像が装置に取り込まれ、分析の準備が整います。操作がシンプルなため、誰でも簡単に使用でき、いつでも一貫した結果が得られます。

カタログ番号 EB001
撮影モード オート/マニュアル
フルウェルキャパシティ(最大飽和容量) 1,250,000電子
データ転送速度 1,000 Mbps
起動待機時間 無し
フォトセンサーチップ 158cm2
アカウント管理 マルチユーザー管理
重量(kg) 4.35
寸法(cm) 27(L)×20.6(W)×5.4(H)
電源 100-250V
動作環境条件 温度4-30℃・湿度10-85%(結露無し)

※別途PCが必要
OS:Windows 10以上、64bit、プロセッサ:Intel Core i5以上、ターボ周波数:3.0GHz以上、CPUの末尾がU、Yのものは非推奨、メモリ:16GB以上、ディスプレイ解像度:1920×1080以上、RJ45ネットワークケーブルインターフェースおよびギガビットIntelネットワークカード搭載

本体

カタログ番号品名容量・単位希望小売価格
(円/税抜)
EB001TOUCH IMAGER1台4,950,000