製品紹介
Gilsonを知り尽くしたからこそ生まれたRAININ
― 教科書には載らない、ピペットとチップ進化の舞台裏 ―
可変容量ピペットの歴史を語るうえで欠かせない存在が、Gilson, Inc.(以下、Gilson)です。
高い完成度と信頼性を備えたGilsonのピペットは、米国を中心とした世界中の研究現場で長年にわたり使われ続けてきました。
RAININ Instruments, LLC(以下、RAININ)の物語は、そのGilsonを米国市場で深く理解し、実際に販売・使用してきた経験から始まります。
なぜRAININは「チップ」に目を向けたのか?
RAININは、既存技術を否定するのではなく「なぜ高精度なピペットでも、わずかな誤差が生じるのか?」という問いを突き詰め、
検証を重ねた結果、その答えはピペット本体だけでなく、チップ装着時の状態やチップそのものの品質にたどり着きました。
——装着時の力の違い、密閉性のばらつき、チップ内径や材質の微差——。これらは、当時あまり注目されていなかった“精度の盲点”でした。
1997年 EDP Plus登場 ― 電子制御(電動ピペット)という挑戦
1997年に登場した EDP Plus は、電子制御(電動ピペット)によって高い再現性を実現した、当時は非常に先進的なピペットでした。
——操作を電子的に制御することで、人による分注のばらつきを抑え、測定の安定性を高める——この新しい方向性は、日本でも大きな注目を集めました。
当時、和研薬の機材部のグループは、従来のピペット思想を踏まえつつ、
そこに電子制御という新たな価値を加えたRAININの開発姿勢に強く惹かれ、RAININ製品の日本導入を決断しました。
精度の本質は「構造」と「チップ品質」にある
電子制御によって操作の再現性は向上しましたが、それでも残る微小な誤差。
RAININはその原因を「チップ装着の状態」に見出します。この課題に対する答えが、LiteTouch System(以下、LTS)です。
LTSは、チップを「押し込む」のではなく「正しい位置に導いて固定する」という発想から生まれた構造です。
チップ装着時に必要な力を大幅に低減しながら、誰が操作しても、毎回同じ深さ・同じ密着状態でチップが装着されるよう設計されています。これは、専用化を目的としたものではなく、再現性を安定させるための構造設計です。
チップは消耗品ではなく、測定精度を支える要素
RAININはチップについても、
といった点に強いこだわりを持っています。
それは、チップを単なる消耗品ではなく、測定結果を左右する重要な構成要素と考えているからです。
材料選定の段階から品質を管理することで、溶出リスクや物性ばらつきを抑え、安定した再現性の確保につなげています。
こうした思想のもと設計されたLTSチップは、生物学的汚染のリスク低減と高いサンプル回収率が求められるシングルセル解析など、最先端の解析分野においても強く支持されています。
微量かつ高価な試薬やサンプルを無駄なく、確実に扱う必要がある場面で、その価値が発揮されています。
本体とチップで、はじめて「測定器」
RAININの根底にあるのは、ピペット本体とチップを含めて、はじめて“測定器”であるという思想です。
この考え方は、精密計測機器メーカーであるMettler-Toledo International Inc.(以下、メトラー・トレド)の測定哲学とも深く共鳴します。
——本体性能だけでなく、使用条件や消耗品まで含めて測定品質を保証する——。
その共通した思想の延長線上に、RAININの現在があります。
Gilsonを知っているからこそ、RAININがある
RAININは、Gilsonという完成度の高いピペットが存在したからこそ生まれました。
否定ではなく、理解し、継承し、進化させる。
ピペットとチップの進化の裏側には、教科書には載らない、こうした現場視点と思想の積み重ねがあります。
ぜひ一度、LTSをデモで実際に体験してみてください。
装着時の力の違い、安定したフィーリング、そして再現性の違いは、使っていただくことで直感的にご理解いただけるはずです。
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