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このページでは、CO₂インキュベーターやガスシリンダーオートチェンジャー、ESCO社製クリーンベンチ/安全キャビネットについて、停電時の対応方法を説明しています。対応にご不明な点があった場合は、サポートデスクまでお問合せください。
計画停電前に電源スイッチをOFFにし、赤色コンセントの停電が復旧してから電源スイッチでONにすることをおすすめいたします。同じく、計画停電終了時にも、同様に一度電源スイッチをOFFにして、計画停電が終了後に電源スイッチをONにしてください。
上記の対処をしない場合でも正常に動作する場合が殆どですが、計画停電完了後、温度・CO₂濃度などの設定および表示が問題ないことを確認してください。
電源の切り替え時(通常電源⇔非常用電源)のたびに、電源がOFF/ONとなりますが、自動復旧するので、短時間の停電の場合、庫内環境の変化はほとんどありません。
エラーが発生した場合は以下の通り対処してください。
※1装置が冷えている場合などは10時間程度かかることがあります。
計画停電前、計画停電後に、以下の対応を行ってください。
計画停電前
計画停電後
CO₂の0%キャリブレーションは、TCセンサーの場合のみ実行してください。
IRセンサーの場合、エラーが出ていない限り、そのまま使用可能です。
なお、一部の機種に関しては対応方法が異なる場合がありますので以下の点についてご留意ください。
非常用電源(赤色コンセント)に繋がっている場合
設定や表示に問題がなければそのままご使用ください。
エラーが発生した場合は、AutoSTARTを行ってください(サーモ社i160/i250、150i/240i、BB150、4100シリーズなど)。
なお、AutoSTARTには数時間~10時間程度かかる場合があり、またCO₂の供給が停止します。培養中の細胞サンプルは避難させてください。
AutoSTART機能がないモデルや、AutoSTARTしても改善が見られない場合は、弊社サポートデスクまたは販売店までご連絡ください。
一般電源(白色コンセント)に繋がっている場合
設置環境や停電時間、機種によって対応方法は様々ですが、AutoSTART機能が付いているモデルの場合はAutoSTARTを行ってください(サーモ社i160/i250、150i/240i、BB150、4100シリーズなど)。
なお、AutoSTARTには数時間~10時間程度かかる場合があり、またCO₂の供給が停止します。培養中の細胞サンプルは避難させてください。
AutoSTART機能がないモデルや、AutoSTARTしても改善が見られない場合は、弊社サポートデスクまたは販売店までご連絡ください。
停電中、ガスシリンダーオートチェンジャー モデル8500はLine 1(モデル8420の場合はLine 2)に繋がったままの状態となります。これらのLineのボンベが空でなければ、停電でもガスは供給され続けます。
CO₂インキュベーター庫内へのガス供給は、インキュベーター本体に依存します。インキュベーターが非常用電源(赤色コンセント)に繋がっている場合は設定値で安定します。一般電源(白色コンセント)に繋がっている場合、ガスは供給されません。
なお、電源が復旧した際に再度ボンベが切り替わることがありますので、電源復旧後にガスラインの確認を行ってください。
前面ガラスを閉じて電源を切っておく※3ことをおすすめいたします。
※3現行のG4モデルの場合は、「シャットダウンの方法」の通り操作の上、電源ケーブルを抜いてください。
旧モデルの場合は、そのまま電源ケーブルを抜いてください。
停電から復帰後、電源ケーブルを元通りに挿すだけで、今まで通りにお使いいただけます。
念のため、電源ケーブルを挿した後、ウォームアップ運転(3分)をしていただくことをおすすめいたします。