製品のよくあるご質問

  • [FACSCOPE B] FACSCOPE Bの特長を教えてください。
    FACSCOPE Bでは、他の装置よりも多い容量の細胞懸濁液を測定できます。Normalモードで0.9μL(6か所)、Preciseモードで3.6μL(24か所)です。そのためより正確に測定できます。またPDF、CSVにてデータを排出することが可能です。随時デモを承っておりますので、ぜひ一度お試しください。
  • 測定している細胞懸濁液の容量はどれくらいですか?
    1箇所あたり0.15μLです。各モードの測定容量は下記の通りです。
    撮影モード 撮影箇所 容量(μL)
    Quick 1 0.15
    Normal 6 0.9
    Precise 24 3.6
      
  • スライドの各チャンネルに入れる液体量はどれくらいですか?
    細胞懸濁液とトリパンブルーを1:1で混合したものを、20μL入れてください。
  • 細胞濃度の測定範囲はどれくらいですか?
    1×10⁴〜1×10⁷ cells/mLです。
  • 測定できる細胞サイズは?
    5〜60 μmです。
  • トリパンブルーはどのメーカーのものを使用すればいいですか?
    メーカー指定はありません。どのメーカーのものでもご使用いただけます。
  • [FACSCOPE B] FACSCOPE Bの操作にPCやタブレット端末は必要ですか?
    FACSCOPE Bはスタンドアロンでご利用いただける機器です。PCやタブレット端末は必要ありません。
  • カスタマイズプリセットはいくつ保存できますか?
    各ユーザーグループで5つまで保存できます。ユーザーグループは3つですので、5×3で最大15個のカスタマイズプリセットを保存できます。
  • [FACSCOPE B] 各ユーザーグループに保存できるデータ(.CSV)はいくつですか?

    1台につき3つのユーザーグループを作成でき、各グループに対し1,000個の計数データを保存することができます。従って、装置全体として保存できるデータの数は3,000個(CSV)となります(以下の画像参照)。1,000個を超えた場合、自動的に古いものから削除されていきます。

  • CSV形式のデータを部分削除できますか?
    データの信頼性を保証するために、装置での部分削除はできません。 必要に応じて、USBメモリでCSVファイルを装置からPCにコピーした後、Excel形式の結果データにて変更および削除してください。
  • 撮影した画像は保存できますか?
    はい、画像をUSBメモリに保存できます。ただし、結果画面からホーム画面に移動すると、PDFレポートと画像データは装置には保存されず、削除されます。必要に応じて、結果画面にて保存してください。
  • PDFレポートには画像が1枚載っています。Normalモード、Preciseモードで測定した場合、 全ての撮影画像を保存することはできますか?
    可能です。保存の際、Report Onlyではなく、Report & Imageを選択してください。
  • ヒストグラムは全てのチャンネルで確認できますか?
    はい。結果画面にて確認できます。
  • [FACSCOPE B] PBMC(末梢血単核細胞)、RBC(赤血球)を計測することはできますか?

    可能です。
    PBMCは、10-20µmサイズの他哺乳類細胞より小さい、大きさ7-8µmの末梢血単核細胞です。RBC(赤血球)も同様に6µm程度の小さい細胞です。
    FACSCOPE Bの測定サイズレンジは、5~60µmのため、PBMCもRBCも測定レンジ内のサイズです。また、プリセット(U:Universal、A:Angular、S:Small)から「Small」を選択することで、正確性を高めることができます。ただし、血液サンプルをそのまま測定することは難しいため、FicollなどによりPBMCまたはRBCを分離してから測定を行ってください。

  • 据付時適格性確認(IQ) /運転時適格性確認(OQ)できますか?
    可能です。詳細は弊社までお問い合わせください。
  • 撮影範囲は1枚あたりどれくらいですか?
    1.416×1.060μmです。
  • [FACSCOPE Slide] FACSCOPE Slideのチャンバーの深さはどれくらいですか?
    一般的な血球計算盤と同様の100μmです。
  • [FACSCOPE Slide] FACSCOPE Slideは再利用できますか?
    FACSCOPE Slideは再利用できません。
  • 他メーカーの血球計算盤を使用できますか?
    FACSCOPE BではCURIOSIS社のFACSCOPE Slideのみ、ご使用いただけます。他メーカーのスライドは使用しないでください。
  • LANポートはデータ保存などで使用できますか?
    LANポートはメンテナンス用です。お客様に使用していただくことはできません。
  • 外付けHDDやサーバーにデータを保存することはできますか?
    外付けHDDやサーバーに直接データを転送することはできません。。データ転送にはUSBメモリのみご利用いただけます。また、USBメモリはFAT 32もしくはNTFSでフォーマットされたものをご利用ください。
  • [FACSCOPE B] FACSCOPE B の機能は?

    FACSCOPE Bは、明視野顕微鏡(4×)をベースとした装置です。
    サンプルを装置にセットすると、最適な位置でオートフォーカスが行われます。次に、駆動ステージによりサンプルが指定位置に動き、1つ目のチャンネルの特定の位置のプレビュー画像を取得します。プレビュー画像の確認は、他の3つのチャンネルでも可能です。測定するチャンネルの選択後(最大4チャンネル選択)、測定ボタン(Start)を押すと、各チャンネルでの撮影、撮影した画像の解析、細胞計測結果が表示されます。

  • [FACSCOPE B] レポートファイル(PDF)に記載される情報を教えてください。

    次の画像と説明を参照してください。

    番号 説明
    一般情報(測定日時、サンプル情報、設定値)
    細胞濃度、細胞凝集レベル、細胞生存率の数値およびグラフ
    細胞イメージ
    (左:複数画像の中の1つのオリジナル画像、右:分析画像(生細胞と死細胞がラベルされる))
    全体(全細胞)、生細胞、死細胞のヒストグラム
    メモ欄
    ゲーティングサイズ範囲:結果に対して反映されているゲーティングサイズ(ヒストグラム画面で変更可能)
  • [FACSCOPE B] 他のセルカウンターと比較したFACSCOPE Bの利点は何ですか?

    FACSCOPEBには以下の特長があります。

    1. 正確性:
      FACSCOPE B の計数容量(Normalモード:0.9µL、Preciseモード:3.6µL)は一般的な装置(0.4~0.5µL)よりも多く、それに応じて正確性も高くなります。
    2. ユーザーフレンドリー:
      計数する細胞のサイズや形に応じて、3種類の「プリセット」計数オプションから細胞認識パラメーターを選択できます。(Universal:一般的なサイズ・形状の細胞、Angular:丸くない異形の細胞、Small:サイズが小さい細胞)
    3. カスタマイズ性:
      上記3種類のプリセットをベースに、3つのパラメーター(Gating size:細胞の大きさの範囲、Aggregation level:細胞の重なり具合による細胞認識、Live/Dead definition:染まり具合による生死判別)を変動させ、より使用者の認識に近いプリセットを作成する事が可能。
    4. その他のメリット:
      計数結果のレポートファイル(PDF)をUSBメモリーに保存可能。

    その他、詳細についてはFACSCOPE Bのカタログをご確認ください。

  • [FACSCOPE B] 保証期間は?

    設置から1年です。

  • [FACSCOPE B] 標準ビーズを購入できますか?

    有償でご購入いただけます。詳細は弊社までお問い合わせください。

  • [FACSCOPE B] 蛍光ベース(FL)のセルカウントと比較し、明視野ベース(BR)のセルカウントのメリットは何ですか?

    ユーザーの目的や好みにより、FL、BRのセルカウントにはそれぞれのメリットがあります。
    FL:細胞の核が染色されるため、細胞認識が非常にクリアです。ただし、細胞全体の形の確認が困難なため、黒いバックグラウンドに白い点(シグナル)が表示されているような結果しか得られません。また、装置や染色液の価格が高い傾向があります。
    BR:顕微鏡で見ているように細胞を観察し、指定された位置の細胞を撮影し、画像を解析します。従って、画像で細胞の形を直接確認しながら、比較や研究を行うことができます。また、装置や試薬が安価な傾向があります。