100V電源のみで-150℃以下温度帯を維持する、液体窒素を消費しない画期的な凍結保存容器
MVE Biological Solutions社の「MVE Fusion® 1500TM」は、内蔵された「クライオクーラー」が、冷却により気化した液体窒素(LN₂)を、回生させる(液体窒素に戻す)ことでLN₂を消費することなく、100V 電源のみで試料保管室を-150℃以下の温度帯に維持できる画期的な凍結保存容器です。
LN₂を消費しないため、LN₂の充填作業や自動充填用の真空配管が不要になり、低ランニング、省スペースに貢献いたします。
試料保管室とLN₂充填部が別空間となったことで、完全気相の環境が実現でき、コンタミネーションの混入リスクの低減を実現しました。
多様な特性を持つ「MVE Fusion® 1500TM」は時代の変化に合わせ、お客様の幅広いニーズにお応えできます。
3つの「できます」と3つの「しません」
LN₂充填配管不要で省スペース、場所を選ばず設置可能。
その上、試料保存スペックが高く、1.2mL&2mLバイアルを最大31,200本まで収納。
最大保存容量 | |
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1.2mL&2mLバイアル | 31.200本 |
ラージラック収納数 | 20個(26,000本) |
ミニラック収納数 | 16個(5,200本) | ※ ラージラック:100本入りボックスを13段収納 ※ ミニラック:25本入りボックスを13段収納 |
100V電源のみで-150℃以下を担保し、LN₂の補充作業が不要。
さらに、電気フリーザーと比較しても電気代が安い。
Energy Use Kw-HR/DAY
※MVE 社調べ、安定稼働時の消費電力
万が一、電源が喪失しても約7日間まで-150℃温度帯を保持可能。
IQOQや定期メンテナンスもお任せください。
試料保管室内ホールドタイム
※ MVE社試験データであり、製品保証ではありません。
安心のバリデーション対応
運転表示画面 | 温度監視ユニット | IQOQ 作業 |
仕様
モデル | MVE Fusion® 1500TM |
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試料保存室温度 | -150℃未満* |
冷却方式 | 液体窒素冷却 |
保存方式 | 気相保存 |
外形寸法 (W×D×H mm) | 1099×1563×1611 |
重量(参考) | 空重量:340kg (液体窒素充填前) 総重量:377kg (液体窒素充填後) |
電源電圧・周波数・消費電力 | 本体 AC100V 50Hz/60Hz 750W |
温度監視ユニット AC100V 50Hz/60Hz 5.2W | |
電気信号出力 | 本体 装置異常:接点出力 1a、1b |
温度監視ユニット 温度異常 : 接点出力 1a 温度モニター : アナログ出力 4-20mA |
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設置スペース (W×D×H mm) | 2000×2100×2400 |
安定稼働時消費電力 | 6.48kWh/日 |
※ 設置環境:周囲温度18℃~27℃;周囲湿度:50%以下(推奨値)
※ 室温のインベントリを複数量(ボックス2個以上)試料保存室に投入した場合、停電等で電源供給不能となった場合などは、試料保存室内の温度を保つために装置内の液体窒素が消費され、試料保存室を-150℃未満に保てなくなる場合があります。
※ 設置スペース:背面側を壁から50cm以上離し、左右に30cm以上のスペースを設けてください。
概要
試料保管室と液体窒素充填部が「完全分離」
液体窒素との接触が無い「完全気相」の空間を実現!
<液体窒素回生サイクル>
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液体窒素(LN₂)を充填 (初回のみ) |
LN₂が気化し、試料保管 室を冷却 |
気化したN₂をクライオ クーラーが冷却、N₂が 再液化。 |
N₂の気化、液化を繰り 返す回生サイクルでLN₂ を消費することなく試料 保管室を冷却。 |