FreeStyle293(インビトロジェン社)の場合、培地をMEM系培地にして血清を入れると接着能が復活します。CHO-Sは簡単に接着能は復活せず、徐々に接着するように順化していく事が多いようです。Hybridomaの培養は無血清では難しく、血清培地を使用し成功した例が報告されています。
アプリケーションノート2,3,4,6,7,10,14,16,17は、BelloCellにて浮遊細胞を培養したデータです。浮遊細胞が付着可能かは、培地選択により決定されるケースが多いです(アプリケーションノート1をご参照ください)。適切な培地の使用で、浮遊細胞もBelloCellでの培養が可能になります。もし培養しようとする浮遊細胞が付着性も持っている場合、種細胞を用意する時には浮遊用の培養でも構いませんが、BelloCellでは出来るだけ付着細胞用培地のご使用をお勧めします。
アプリケーションノート・文献:ESCO Bioengineering (旧CESCO)